神戸が逆転勝利で首位浮上 [写真]=J.LEAGU via Getty Images
3日、明治安田生命J1リーグ第26節ヴィッセル神戸対京都サンガF.C.が行われた。
クラブ史上初となるリーグ優勝を目指す2位のヴィッセル神戸は、『ノエビアスタジアム神戸』に京都サンガF.C.を迎えた。今節は首位を走る横浜F・マリノス、背後につける3位の名古屋グランパスがともに勝ち点3を獲得できておらず、勝ち点差を広げるチャンスが到来。一方で、京都サンガF.C.はリーグ戦2連勝中。とりわけ、今夏にアラベスから加入したFW原大智が2試合で3得点と絶好調だ。
まず、試合を動かしたのは京都サンガF.C.だった。敵陣右サイドで相手DFのクリアミスを拾ったFW原大智がカットインから左足一閃。リフレクションにより軌道が変わったボールがゴールに吸い込まれた。その後も、曺貴裁監督が仕込んだ“ハイプレス”がヴィッセル神戸のビルドアップに襲いかかる。11分にも高い位置で奪い、FW豊川雄太がシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。
そのなかで17分、ヴィッセル神戸が試合を振り出しに戻した。左サイドでボールを受けたMF汰木康也がゴール前にクロスを供給すると、このボールは味方選手に合わなかったものの、セカンドボールにMF川﨑修平が反応。この日初スタメンに抜擢された川﨑のダイレクトシュートがゴールネットに突き刺さった。なお、川﨑にとってはJリーグ初得点となっている。
このまま1－1で折り返した後半、ヴィッセル神戸がギアを1段上げた。開始早々から“エース”FW大迫勇也にシュートチャンスが訪れるなど得点の匂いが漂うと、52分に後半開始と同時に投入されたFWジェアン・パトリッキがスピードで相手DFを置き去りにして左サイドを突破。最後は相手GKとの駆け引きを制し、逆転に成功した。
その後は京都サンガF.C.の攻勢を凌ぎつつ、カウンターでチャンスを作る場面も。追加点こそ奪えなかったものの、このまま2－1で逆転勝利したヴィッセル神戸は、横浜F・マリノスを抜いて首位に浮上。一方の京都サンガF.C.は3連勝とはならなかった。次節、ヴィッセル神戸がサンフレッチェ広島と、京都サンガF.C.は浦和レッズと対戦する。
【得点者】
0－1 6分 原大智（京都サンガF.C.）
1－1 18分 川﨑修平（ヴィッセル神戸）
2－1 52分 ジェアン・パトリッキ（ヴィッセル神戸）
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By サッカーキング編集部
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