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柏に痛手、DFジエゴが天皇杯決勝・川崎F戦出場停止に…J1最終節で退場処分

2023.12.04

柏レイソルのDFジエゴ(奥・白) [写真]=兼子愼一郎

 Jリーグは4日、柏レイソルに所属しているDFジエゴの処分内容を発表。今月9日に控えた天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会・決勝の川崎フロンターレ戦を欠場することが決まった。

 ジエゴは3日に行われた明治安田生命J1リーグ第34節(最終節)の名古屋グランパス戦において、後半アディショナルタイムに名古屋のFW前田直輝が放ったヘディングシュートをハンドで防ぎ、レッドカードが提示されていた。退場理由は得点機会阻止(手)のため、選手の意図とは関係なくゴールに向かっているボールを手で防いだ場合に退場が命じられるものだ。


 Jリーグは4日付で規律委員会が下した処分内容を発表。「同選手の自陣ペナルティーエリア内で、ゴールへ向かっているボールに右腕で触れて相手チームの得点を防ぎ、決定的な得点機会を阻止した行為は、『著しい反則行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と伝えた。

 なお、明治安田生命J1リーグは第34節をもって2023シーズンの全日程が終了。このようなケースでは、規程において「直近の同レベルの大会」で消化されることが明記されている。この結果、ジエゴは9日に行われる天皇杯決勝を欠場することが決まった。

 今シーズン、柏は天皇杯2回戦で山梨学院大学PEGASUSを7-1で、3回戦で徳島ヴォルティスを2-0で、ラウンド16で北海道コンサドーレ札幌を1-0で、準々決勝で名古屋グランパスを2-0で、そして準決勝ではロアッソ熊本を4-0で破り、決勝の舞台へ駒を進めた。2012年度の第92回大会以来、クラブ史上2度目の優勝を懸けて川崎Fと対戦する。

 また、Jリーグは同じく第34節(最終節)で退場処分を命じられていた横浜F・マリノスのDF角田涼太朗の処分内容も決定。角田は第34節京都サンガF.C.戦の19分、京都のFW原大智の突破を阻んだプレーが得点機会阻止(他)にあたるとしてレッドカードが提示されていた。

 Jリーグ規律委員会は「同選手のペナルティーエリア外中央付近で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止め、決定的な得点機会を阻止した行為は、『著しい反則行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と発表。しかし、横浜FMはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合こそ残っているものの、既に天皇杯では敗退していることから、「直近の同レベルの大会」が存在しないと判断された。停止処分となる対象試合が1試合の場合は翌シーズンへ繰り越さないことから、出場停止の試合はなくなっている。

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