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鳥栖退団のDFファン・ソッコ、新天地は蔚山現代に決定…母国クラブでのプレーは自身初

2024.01.08

2023シーズンは鳥栖でプレーしていたファン・ソッコ [写真]=Getty Images

 サガン鳥栖は8日、2023シーズンまで同クラブに在籍していたDFファン・ソッコが韓国の蔚山現代へ完全移籍することを発表した。

 ファン・ソッコは1989年6月27日生まれの現在34歳。母国の大邱大学を経て、2012年にサンフレッチェ広島でプロ契約を締結した。広島では3シーズンにわたってプレーし、主力の一角として広島のJ1リーグ連覇に貢献。2015年に鹿島アントラーズへ完全移籍すると、同シーズンのJリーグヤマザキナビスコカップ(現:JリーグYBCルヴァンカップ)制覇や、翌シーズンの明治安田生命J1リーグ&天皇杯JFA第96回全日本サッカー選手権大会優勝に貢献した。


 鹿島で2シーズンを過ごした後は中国へ渡り、天津泰達で1シーズンプレー。2017シーズンの中国スーパーリーグで15試合に出場した。2018年に清水エスパルスへ完全移籍加入し、2年ぶりのJリーグ復帰を果たすと、3シーズンにわたって守備陣をけん引。2021年に鳥栖へ完全移籍加入した。鳥栖では加入初年度から主力に君臨し、明治安田生命J1リーグで28試合のピッチに立つ。2年目は25試合に出場して4ゴールをマーク。最終年度となった2023シーズンは18試合出場1得点を記録しており、シーズン終了後に退団が発表されていた。

 また、2012年に開催されたロンドン・オリンピックではU-23韓国代表の主力として全6試合にフル出場し、母国の銅メダル獲得に大きく貢献。同年11月にはA代表デビューも飾っている。FIFAワールドカップブラジル2014のメンバーにも招集され、グループステージ初戦のロシア代表戦に途中出場した。これまでに韓国代表では国際Aマッチ通算4試合出場を記録している。

 完全移籍に際し、ファン・ソッコ蔚山現代を通してコメントを発表。「私はこれまでに日本や中国のリーグ、そしてもちろん韓国代表の選手として戦ったことはありますが、Kリーグのクラブチームのユニフォームを身に纏ったことがありません。今はKリーグで認められる選手となること、そして母国のファンから声援を受けられる選手になることを目指しています」と新天地での意気込みを綴った。

 蔚山現代は2023シーズンのKリーグ1(韓国1部リーグ)で通算4度目の優勝を成し遂げ、前シーズンに続く2連覇を達成。2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、グループIを川崎フロンターレに次ぐ2位で通過。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではヴァンフォーレ甲府と対戦することが決まっている。

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