広島が新スタジアムで初練習…10日にG大阪と初試合、川村拓夢「1発目なので勝ちたい」

　サンフレッチェ広島は8日、今月オープンした新スタジアム「エディオンピースウイング広島」で初めて練習を行った。

　広島は6日に宮崎でのキャンプを終え、オフを挟んで8日にエディオンピースウイング広島で初練習を実施。芝の感触などを確認しつつ、約1時間半のトレーニングで汗を流した。

　MF川村拓夢は練習後、「最高ですね。やっとできたなっていう感じ。これまでサンフレッチェに関わるすべての人たちの積み重ねでできたスタジアムだと思うので、感謝の気持ちを持ってプレーしたい」と話した。

　観客はまだ入っていないが、ピッチとスタンドの近さを改めて実感。DF山﨑大地は「（観客が）選手の目線にいるし、声援も聞こえるだろうから、お客さんが入ったら緊張すると思う。早く試合をしたいし、楽しみで仕方ない」と笑顔で話した。

　芝の感触については、川村が「すごくいいし、違和感もない」とコメント。山﨑は「結構スラスラとボールが転がるので、パスを出すのが好きな人からしたら気持ちいい」と好感触を明かした。

　10日には新スタジアムのこけら落としとして、ガンバ大阪を迎えてプレシーズンマッチに臨む。川村は、「新スタジアム1発目なので勝ちたい。練習試合だけど、勝たないといけないと思っているので、攻守にわたって活躍したい」と意気込んだ。

　山﨑は、「試合に出られるようにしっかりアピールしたい」と出場へ意欲。出場機会があれば、「点を決めたい。1番に（得点を）決めたいし、出たらシュートを打ちます」と宣言し、「（広島出身者として）僕が盛り上げていきたい。スタートダッシュが大事なので、チームも個人的にもいいスタートを切れるように準備したい」と力強く語った。

取材・文＝湊昂大