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町田が首位陥落…神戸、山内翔のJ1初ゴール&武藤嘉紀の豪快弾で王者の貫禄示す

2024.04.13

町田と神戸が対戦した [写真]=兼子愼一郎

 2024明治安田J1リーグ第8節が13日に行われ、FC町田ゼルビアヴィッセル神戸が対戦した。

 昇格組ながら5勝1分1敗で首位に立つ町田が、昨季の王者・神戸と『国立競技場』で激突。両チームとも正GKが前節レッドカードを受け取ったため、町田は福井光輝、神戸は新井章太がゴールマウスに立った。試合開始早々、神戸が町田のゴールを脅かす。酒井高徳が右サイドから左足でクロスを供給。ペナルティエリア左の山内翔が頭で合わせたものの、シュートは相手GK福井に防がれた。

 強度の高い攻防が続くなか、神戸は22分に決定機到来。相手のミスパスを回収した武藤嘉紀が素早く前方へロングボールを送り、収めた佐々木大樹がゴール右下を狙ったものの、シュートはわずかに枠を外れる。さらに27分、初瀬亮のフリーキックに武藤が頭で合わせたものの、相手GK福井の好セーブに阻まれた。

 45分、神戸が試合の均衡を破る。速攻で敵陣深くに押し込み、宮代大聖のパスを受けた佐々木がペナルティエリア中央からシュートを放つ。これは相手にブロックされたものの、ペナルティエリア左でこぼれ球を回収した山内が、コントロールショットをゴール右上へ流し込んだ。J1初先発の山内は嬉しいプロ初ゴールとなった。

 ビハインドで折り返した町田は得意のセットプレーを中心に同点ゴールを狙っていくが、神戸の粘り強い守備を崩すことはできない。すると89分、神戸が大きな追加点を獲得する。初瀬が左コーナーキックからアウトスイングのボールを送り、武藤がボックス内でコントロール。武藤は左足を振り抜くと、シュートはクロスバーに当たってゴールに吸い込まれた。

 町田は後半アディショナルタイム6分に1点を返す。セットプレーの流れで前線に残っていたDFドレシェヴィッチが左からのクロスをボックス内で収めると、ストライカー並みの落ち着きでゴールネットを揺らした。

 しかし、町田の反撃はあと一歩及ばず、神戸が逃げ切って勝利した。町田は2試合ぶりの黒星で今季2敗目、神戸は3試合ぶりの白星となった。町田は今節勝利したセレッソ大阪に首位の座を明け渡し、サンフレッチェ広島に勝ち点で並ばれて3位へ後退した。

 次節、町田は21日に敵地でFC東京と、神戸は20日に敵地で湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
FC町田ゼルビア 1-2 ヴィッセル神戸

【得点者】
0-1 45分 山内翔(神戸)
0-2 89分 武藤嘉紀(神戸)
1-2 90+6分 ドレシェヴィッチ(町田)

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By サッカーキング編集部

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