福岡とC大阪が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第15節が18日に行われ、アビスパ福岡とセレッソ大阪が対戦した。
9試合ぶりの敗戦から立ち直りたい福岡が、3連敗で6戦未勝利と急失速したC大阪を『ベスト電器スタジアム』に迎えての一戦。立ち上がりは福岡が積極的だったが、先手を取ったのはアウェイのC大阪だった。9分、フリーキックの流れで押し込むなか、ヴィトール・ブエノが左足でシュートを放つ。これをゴール前のレオ・セアラが収め、反転から右足を振り抜いてゴールに突き刺した。レオ・セアラは今季12ゴール目となった。
球際での激しい攻防が繰り広げられるなか、29分にC大阪がリードを広げる。左コーナーキックからルーカス・フェルナンデスがアウトスイングのボールを供給。ボックス中央の田中駿汰が頭で合わせて押し込んだ。
連戦の疲れもあってかプレーに精彩を欠く福岡は、フラストレーションを溜める展開となり、前半だけで4人がイエローカードを受け取ってしまう。2点ビハインドで折り返すと、後半に入っても攻めあぐねるなか、62分に退場者を出してしまう。シャハブ・ザヘディが相手DF西尾隆矢との競り合いでファウルを取られると、2枚目のイエローカードを提示された。
数的有利を得たC大阪は終盤、ジョルディ・クルークスとレオ・セアラが違和感を訴えて交代するアクシデントが発生。87分には福岡にパワープレーで中央を割られてピンチを迎えたが、小田逸稀のシュートは枠の上に外れて事なきを得る。
すでに5人の交代枠を使い切っていた福岡も、90分に恐れていた事態が訪れる。湯澤聖人が太もも裏を痛めてプレー続行不可能となり、残り時間を9人で戦うことになった。諦めずにまずは1点を目指す試合終盤には、右からのクロスに合わせたウェリントンがC大阪のゴールを脅かしたものの、相手GKキム・ジンヒョンのファインセーブに阻まれた。
すると後半アディショナルタイム8分、C大阪がダメ押しの3点目を獲得する。敵陣でのボール奪取からカウンターを展開し、右から清武弘嗣がクロスを供給。飛び込んだ為田大貴のシュートは相手GKに一度止められたが、こぼれ球を為田が自ら押し込み、J1通算100試合出場達成を自ら祝った。
試合はこのまま終了し、福岡は今季2度目の連敗、C大阪は7試合ぶり白星となった。次節、福岡は25日に敵地でアルビレックス新潟と、C大阪はホームでサンフレッチェ広島と対戦する。
【得点者】
0-1 9分 レオ・セアラ(C大阪)
0-2 29分 田中駿汰(C大阪)
0-3 90+8分 為田大貴(C大阪)
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By サッカーキング編集部
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