[写真]=渡邉俊介
2024明治安田J1リーグ第16節が25日に行われ、アルビレックス新潟とアビスパ福岡が対戦した。
リーグ戦直近5試合で1勝と苦しむ15位アルビレックス新潟。相次ぐケガ人にも悩まされており、MF宮本英治とMF高木善朗らが不在となるが、本拠地『デンカビッグスワンスタジアム』で、リーグ戦2試合ぶりの白星を掴みたいところ。相対するのは、MF伊藤涼太郎(現シント・トロイデン)のハットトリックに泣いた前回対戦時の嫌な記憶を払拭したいアビスパ福岡だ。が、こちらもチーム最多の6得点と猛威を振るっているイラン代表FWシャハブ・ザヘディが出場停止となっている。
試合は新潟が主導権を握る。25分には左サイドでボールを受けたMF谷口海斗のクロスがゴールに向かうと、相手GKはこれを弾くので手一杯。こぼれ球にいち早く反応したMF小見洋太が中央へと折り返したものの、相手選手にクリアされた。
対する福岡は35分、ピッチ中央やや右寄りの位置でFW鶴野怜樹がフリーキックを獲得。キッカーを務めたMF前寛之の右足から放たれたボールは、ファー側のゴールポストとバーの境目付近に当たってゴールネットを揺らす。このスーペルゴラッソで、福岡が先制に成功した。
0-1で折り返した福岡は後半、試合巧者ぶりを見せた。相手にボールを保持させつつも、カウンターで追加点を狙うと、62分に左サイドでボールを受けたMF岩崎悠人がカットインから右足コントロールシュート、69分には前が相手選手をいなしてからのシュートを放つも、どちらも枠に嫌われる。さらに、MF紺野和也は“個”で違いを生むなど、ペースを握りながら時計の針を進めていく。
迎えた85分、福岡が仕留め切った。フリーキックの流れからこぼれ球を拾った紺野がインスイングのボールをゴール前に供給。これがそのままゴールに吸い込まれていき、勝ち点3を引き寄せる追加点に。終了間際に1点を許したものの、2-1で勝利した福岡がリーグ戦での連敗を『2』で止めた。対する新潟は連敗となっている。
次節、福岡は柏レイソルと、新潟はFC町田ゼルビアと対戦する。
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By サッカーキング編集部
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