先制点を決めたレオ・セアラ [写真]=Getty Images
2024明治安田J1リーグ第17節が6月1日に行われ、京都サンガF.C.とセレッソ大阪が対戦した。
ここまで16試合を消化したリーグ戦で2勝4分10敗を記録し、勝ち点「10」の最下位に沈む京都。直近6戦で勝利がなく残留圏までは4ポイント差となっており、本拠地『サンガスタジアム by KYOCERA』で行われる今節は、ホームでの今季初白星がかかる重要な一戦だ。対するC大阪は、開幕から好調を維持していたものの、4月下旬から6試合未勝利を記録したことで上位から陥落。現在は2試合無敗と復調の兆しを見せているため、敵地での勝ち点取りこぼしは許されない。
試合序盤から激しい攻防が繰り広げられるなか、33分にC大阪がスコアを動かす。縦パスを受けたルーカス・フェルナンデスが、体を張ったキープからヒールで奥埜博亮に繋ぎ、バイタルエリアに運んでスルーパスを供給。ボックス内に走り込んできたヴィトール・ブエノがGKと1vs1の局面を迎えながら横パスを送ると、レオ・セアラが確実に流し込み、C大阪が先制に成功した。
対する京都も、43分にGKのフィードが相手ボックス手前での混戦を生み出し、鋭い出足でボール奪取した川﨑颯太が、勢いそのまま左足でシュートを放つ。しかし、強烈なボールは枠の上に外れてしまう。前半アディショナルタイムには、京都が再びGKのフィードからボールを前進させ、左サイドでパスを受けた佐藤響が縦への突破からグランダーのクロスを蹴り入れる。松田天馬はスルーを選択し、ゴール前で待ち受けていた豊川雄太がダイレクトで合わせたものの、シュートはC大阪のGKキム・ジンヒョンに防がれた。
そんななか、後半立ち上がりの55分に京都が試合を振り出しに戻す。最終ラインからボールを繋ぎ、右サイドバックを務める福田心之助がグランダーのアーリークロスを供給。原大智が合わせたシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を拾った川﨑がゴール正面の松田にパスを送り、冷静にネットを揺らして同点弾を挙げた。
その後は、64分にC大阪のカピシャーバが強烈なミドルシュートを放ち、京都も81分に途中投入された平賀大空がカットインからシュートを打つなど、両者ゴールに迫るが仕留め切ることができない。86分にはクロスに飛び込んだ一美和成がネットを揺らしたものの、直前にGKキム・ジンヒョンに対してのファールがあったため京都の得点は取り消しに。
結局、そのまま試合は1-1で終了し、関西に本拠地を置く2チームの対決は痛み分けとなった。次節は15日に行われ、京都はホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦。C大阪はホームで浦和レッズと対戦する。
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By サッカーキング編集部
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