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首位・町田、リーグ後半戦はスコアレスドロー発進…神戸は終始優勢も得点奪えず

2024.06.26

首位・町田は神戸とスコアレスドロー決着 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 2024明治安田J1リーグ第20節が26日に行われ、ヴィッセル神戸FC町田ゼルビアが対戦した。

 今シーズンのJ1リーグも全日程の半分にあたる19節が終了し、いよいよ今日から後半戦に突入する。昇格初年度の町田は前半戦だけで勝ち点「39」を獲得し、単独首位でシーズンを折り返した。後半戦最初のゲームで激突するのは、昨シーズンの王者にして現在は4位につける神戸。4月に行われた前回大戦ではアウェイの神戸が2-1で勝利。今シーズン2度目の対戦はどちらに軍配が上がるだろうか。


 両サイドの藤本一輝と平河悠を起点にチャンスの創出を試みる町田に対し、神戸はやや様子見の立ち上がりに。徐々にボール保持率を高めていくと、21分にはボックス右角付近でボールを受けた武藤嘉紀が、酒井高徳を囮に使いカットイン。しかし、左足のシュートはGK谷晃生にセーブされ、こぼれ球に詰めた宮代大聖の折り返しは相手DFのブロックに阻まれた。27分、今度は酒井のアバウトなクロスから宮代にチャンスが訪れたが、GK谷が鋭い反応を見せた。

 その後は両チームともにゴール前に迫るシーンは作るものの、決定的なシュートを放つまでには至らず。やや押し気味に試合を進める神戸は45+3分、左に開いてボールを受けたジェアン・パトリッキが巧みなドリブルでボックス内へ侵入し左足アウトサイドでゴールを狙う。DFにブロックされたこぼれ球を初瀬亮が拾い右足を振り抜いたが、完全にGKの逆を取ったシュートは惜しくも枠の左へ外れた。前半はこのままスコアレスで終了する。

 54分、神戸はGK前川黛也からのキックをパトリッキが競り合い、こぼれ球を拾った宮代がスルーパスを供給。ボックス内左へ抜け出したパトリッキが左足を振り抜くもシュートは枠を外れる。対する町田はその直後、ハイボール処理を試みた菊池流帆へエリキが猛然とプレス。そのまま入れ替わりシュートまで持ち込んだが、枠の左へ外れて先制点とはならなかった。神戸は64分、最前列に大迫勇也を投入し状況の打開を図る。

 しかし、その後は互いに決定機を作れず、こう着状態のまま時計の針が進んでいく。終盤はオープンな展開が続くなか、神戸は85分にカウンターからチャンスを作ったが、宮代のパスを受けてボックス内左へ抜け出した大迫のシュートはGK谷の好セーブに阻まれた。試合はこのままスコアレスで終了。次節は30日に行われ、神戸はホームで鹿島アントラーズと、町田はアウェイでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 0-0 FC町田ゼルビア

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