川崎F戦で一発退場となったマテウス・トゥーレル [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
Jリーグは9日、ヴィッセル神戸に所属するDFマテウス・トゥーレルに対し1試合の出場停止処分を科すことを発表した。
トゥーレルは7日に行われた2024明治安田J1リーグ第25節の川崎フロンターレ戦に先発出場。1点ビハインドで迎えた63分、プレー再開を前にボールをタッチラインの外側へ蹴り出すと、これが直接アシスタントレフェリーのいる方向へ。笠原寛貴主審はレッドカードを提示し、VARによる加入を経ても判定は変わらず、同選手は退場処分となった。
Jリーグは当該の行為について「日本サッカー協会競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手のフィールド内に残っているボールを意図的に副審に向かって蹴った行為は、『審判員に対する反スポーツ的行為』に該当すると判断」とし、トゥーレルに1試合の出場停止処分を科すことを発表した。なお、処分の適用は11日に控える2024明治安田J1リーグ第26節の横浜F・マリノス戦となる。
一方で、「処分の決定に際しては、上記基準に則り、4試合の出場停止処分及び罰金を科すところですが、かかる事象を総合的に判断し、情状酌量の余地があると認め、日本サッカー協会懲罰規程 第12条第1項『情状による軽減』を適用」とした上で、処分内容を軽減したことを明かした。
なお、川崎Fと神戸の一戦では、45分に敵陣ボックス手前で倒れた神戸の飯野七聖がシミュレーションの反則を取られ、2枚目のイエローカードで退場に。M・トゥーレルの退場によって9人となった神戸は、その後2点を追加され0-3で敗れている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト