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土壇場で中谷進之介が同点弾! 5位神戸と4位G大阪の直接対決は痛み分け

2024.08.17

先制点を挙げた神戸のFW大迫勇也 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 2024明治安田J1リーグ第27節が17日に行われ、ヴィッセル神戸ガンバ大阪が対戦した。

 5位神戸は前節4試合ぶりの白星を挙げて勝ち点「45」に到達。一方、4位G大阪3戦未勝利で勝ち点「46」。勝ち点差「1」の上位対決が『ノエビアスタジアム神戸』で実現した。

 神戸は16分、武藤嘉紀が筋肉系トラブルで足を痛めてプレー続行不可能となるアクシデントが発生。武藤は自力でピッチの外へと歩いたものの、飯野七聖との交代を余儀なくされた。

 一進一退の攻防が続くなか、試合の均衡が破れたのは前半アディショナルタイム3分、神戸が先制する。右サイドの深い位置から飯野がクロスを供給。ゴール前で合わせた井出遥也のヘディングシュートが相手GKに防がれると、こぼれ球に反応した広瀬陸斗のシュートもブロックされる。それでも、再びボールがゴール前に転がると、最後は大迫勇也が押し込みゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドで折り返したG大阪は、55分に試合を振り出しに戻す。宇佐美貴史がドリブルで切れ込み、ペナルティエリア手前で右足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 追いつかれた神戸は61分、ジェアン・パトリッキがカットインからミドルシュートを放ったものの、ゴール左下を狙った鋭い一撃はポストに嫌われてゴールならず。

 こう着状態が続くなか、84分に神戸が勝ち越しに成功する。大迫が空中戦で競り勝ち、ボールは左サイドの佐々木大樹へ。ペナルティエリア左まで運んだ佐々木は、オーバーラップした初瀬亮に預ける。初瀬はニアに高速クロスを供給し、飛び込んだ宮代大聖が合わせて押し込んだ。1カ月半ぶりのリーグ戦出場となった宮代はケガから復帰後初戦で今季8点目を記録した。

 試合はこのまま終わるかに思われたが、土壇場でG大阪が試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア左で粘った坂本一彩が右足を振り抜くと、ボールは攻撃に参加していた中谷進之介に当たってゴールに吸い込まれ、試合は2-2のドローに終わった。次節、G大阪は24日にホームでアビスパ福岡と、神戸は25日にホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 2-2 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 45+3分 大迫勇也(神戸)
1-1 55分 宇佐美貴史(G大阪)
2-1 84分 宮代大聖(神戸)
2-2 90+5分 中谷進之介(G大阪)

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