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浦和が指揮官交代を決断…ヘグモ監督の解任&スコルジャ前監督の“電撃復帰”を正式発表

2024.08.27

解任されたヘグモ監督(左)と後任のスコルジャ氏(右) [写真]=Getty Images、金田慎平

 浦和レッズは27日、ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約を26日付で解除したことを発表した。モルテン・カルヴェネスコーチ、マリオ・エドゥアルド・チャヴェスコーチ兼分析担当との契約も同日付で解除されている。

 また、後任にはマチェイ・スコルジャ氏が就任することで合意。同氏は就労ビザ発給等の諸手続きが完了次第、監督に就任することとなり、それまでの期間は池田伸康コーチが暫定的にトップチームの指揮を執ることが発表されている。

 ノルウェー出身で現在64歳のヘグモ氏は、母国クラブやアンダー世代のノルウェー代表監督を歴任し、男女の同国A代表も指揮。その後、BKハッケン(スウェーデン)を率いた後、今シーズン開幕前に浦和の指揮官に就任した。2024明治安田J1リーグではここまで26試合を消化し9勝8分9敗・勝ち点「35」の暫定13位につけており、直近は5試合未勝利と成績が低迷。JリーグYBCルヴァンカップではV・ファーレン長崎に敗れ、1stラウンド3回戦で姿を消した。

 後任のスコルジャ氏はポーランド出身の現在52歳。2002年から2006年までポーランド代表のアシスタントコーチを務めると、その後は同国やサウジアラビアのクラブ、U-23UAE代表を指揮し、2023年2月に浦和の監督に就任した。昨シーズンのJ1リーグでは勝ち点「57」の4位という好成績を収め、クラブを史上3度目のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇にも導いたものの、昨年11月にシーズン終了後の退任が発表されていた。

 なお、今回の監督交代を受け、浦和の堀之内聖スポーツダイレクターは次のような声明を発表している。

「いつも浦和レッズに熱いご声援をいただき、ありがとうございます。クラブからリリースがありました通り、これまで浦和レッズを、高い志と献身的な姿勢をもって率いてくれた、ペア・マティアス・ヘグモ氏の監督職を解除し、2023シーズンに浦和レッズを率いた、マチェイ・スコルジャ氏を新監督として招聘いたしました。2020シーズンのフットボール本部立ち上げ以降、約4年半の間に4度目の監督交代を行うという事実を、重く受け止めております」

浦和レッズというチームは、ファン・サポーター、ホームタウン、パートナーのみなさまや、選手、スタッフなど、浦和レッズに思いを寄せる全ての人の情熱や愛情によって成立していると理解しています。みなさまにとって大切な浦和レッズをお預かりする者として、今回の決断を下すにあたり私が何を考え、そしてこのチームをどうしていきたいのかを、以下にご説明させていただきます」

「2024シーズンは、前年度までに構築した強固な守備に、攻撃面での改善を上乗せすることによって昨季を超える成績、具体的にはJ1リーグでの優勝を目指してスタートしました。また並行して、単年度に止まらず常に優勝を狙えるポジションに位置し続けるチーム作りを、クラブとして目指しています。そしてこうした目標に向けた取り組みは、2025シーズンに開催されるFIFAクラブワールドカップにおいて、世界の競合クラブと伍して闘うことのできるチーム作りに繋がると考えており、そこから逆算した日々のトレーニングを通じ、チーム全体でステップアップしていくことに取り組んできました」

「今回の決断につきましては、継続を旨としてチーム編成を行う上で、短期間での監督交代に強い葛藤があったことも事実ですが、監督を代えないことを目的化せず、これまでの公式戦全28試合の成績、試合やトレーニングを通じて可視化されるスタイルの浸透度、ピッチ外も含めた選手やコーチングスタッフに対するマネジメントスキル等を定量、定性の両面から総合的に評価した結果をもとに行いました」

「総評としては、やはり始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません。当然ながら、その原因が全て監督にある、という短絡的な他責思考で判断を行うのではなく、シーズン途中での移籍による選手の入退団や傷病による選手のコンディション不良が及ぼすスカッドの変化、その他の変動要素も考慮した上で、取るべき手段とそのタイミング、直接間接を問わない二次的影響も視野に入れた検討の結果、成長の方向性を継続することと、成長のスピードを上げることの重要性を再確認し、そのための手段としてこのタイミングでの監督交代という決断を下しました」

浦和レッズは、昨シーズン表現できていた強固な守備と、今シーズン強化された攻撃とを高次元で結びつけることを目指します。そしてそれを実現できる可能性が最も高い監督であるという評価に基づき、マチェイ・スコルジャ氏を後任監督として招聘いたしました」

「フットボールにおいて守備と攻撃が不可分であることや、強固な守備を実現する上で、前線の選手による高い守備の意識とハードワークが不可欠であること、即ち機械的に『2023シーズンの守備+2024シーズンの攻撃』という組み合わせを実現することはできないということを十分に理解しておりますが、2025シーズンのFIFAクラブワールドカップという大会が浦和レッズというチームにとって、そしてクラブにとってどういう位置付けなのか、そこでどう闘うのか、残された時間の中で何をするべきなのか、そしてそのために必要となる判断は何なのかを考え、この難易度の高いチャレンジを行うことにしました」

「この8カ月間を含め、チームコンセプトに基づいて積み上げてきたものを活かすという継続と、思うようにことが進まなかったときにリセットするのではなく、戻るべきところへ戻り、そこから再び積み上げを図るという継続を、強い覚悟をもって実践していきます」

浦和レッズというクラブがフットボールと向き合う姿勢として、勝利を目指さない試合は1試合も存在しません。選手、スタッフ一同、今シーズン残された全ての公式戦での勝利とチームの成長を目指し、最後まで走り、闘い、貫く覚悟ですので、引き続きのご声援をどうぞ宜しくお願い申し上げます」

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