大宮が4連勝で首位堅持
2024明治安田J3リーグ第27節が、6日から8日にかけて各地で行われた。
首位を走る大宮アルディージャは、前節終了時点で8位につける松本山雅FCの本拠地に乗り込んだ。試合はスコアレスで時計の針が進んだものの、67分に大宮が先制。コンビネーションプレーで右サイドを破った茂木力也がクロスボールを送ると、オリオラ・サンデーが頭で合わせる。GK大内一生に阻まれたこぼれ球を石川俊輝が押し込んだ。後半アディショナルタイムのピンチには村上陽介が決死のカバーを見せ、試合はタイムアップ。石川の2試合連続ゴールで、大宮が4連勝を飾り、6試合連続のクリーンシートを達成した。
2位につけるFC今治は、5位ギラヴァンツ北九州との上位対決に臨んだ。今治は13分に近藤高虎がミドルシュートを決めると、31分にはマルクス・ヴィニシウスのヘディングシュートでリードを広げる。62分には横山夢樹がペナルティアーク内から左足で狙い澄ました一撃を突き刺す。試合はこのまま3-0で今治が勝利。ここまで複数失点は1度のみと、強固な守備を誇る北九州を敵地で撃破した。
3位のカターレ富山は敵地で18位の奈良クラブと激突。奈良にとって中田一三新監督の初陣となったゲームは、最後までゴールが生まれずスコアレスドローで終了。この結果、富山は今治との勝ち点差が「6」に広がっている。奈良の連敗は「4」で止まった。
今季初めて連勝街道に乗ったカマタマーレ讃岐は、勢いそのままにホームでFC岐阜を4-0で粉砕。中止となった第25節を挟んではいるものの、連勝を「4」まで伸ばした。第12節終了時点では最下位に沈んでおり、その後も降格圏付近を前後していたが、今節の勝利により16位まで順位を上げている。
また、前節の勝利により今季初の連勝を記録したテゲバジャーロ宮崎は、今節もSC相模原とのアウェイゲームを1-0で制し、3連勝を飾った。未だ降格圏内の19位と順位に変動はないが、18位奈良との勝ち点差を「1」、17位Y.S.C.C.横浜との勝ち点差を「2」に縮めた。残り11試合、残留争いも白熱する予感を漂わせている。
第27節の試合結果と順位表、第28節の対戦カードは以下の通り。
■第27節
▼9月6日(金)
ヴァンラーレ八戸 0-1 福島ユナイテッドFC
▼9月7日(土)
Y.S.C.C.横浜 2-2 ツエーゲン金沢
SC相模原 0-1 テゲバジャーロ宮崎
松本山雅FC 0-1 大宮アルディージャ
ギラヴァンツ北九州 0-3 FC今治
FC琉球 1-2 いわてグルージャ盛岡
AC長野パルセイロ 0-2 FC大阪
ガイナーレ鳥取 3-1 アスルクラロ沼津
▼9月8日(日)
奈良クラブ 0-0 カターレ富山
カマタマーレ讃岐 4-0 FC岐阜
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 大宮(62/+31)※1試合未消化
2位 今治(52/+17)
3位 富山(46/+16)
4位 沼津(43/+10)
5位 北九州(42/+5)
6位 金沢(41/+3)
7位 福島(39/+11)※1試合未消化
8位 琉球(39/-2)
9位 FC大阪(38/+6)
10位 松本(38/+4)
11位 相模原(37/+3)
12位 八戸(36/+1)
13位 岐阜(33/-3)
14位 鳥取(31/-14)
15位 長野(29/-7)※1試合未消化
16位 讃岐(28/-2)※1試合未消化
17位 YS横浜(27/-17)
18位 奈良(26/-13)
19位 宮崎(25/-13)
20位 岩手(17/-36)
■第28節の対戦カード
▼9月14日(土)
14:00 岩手 vs 八戸
15:00 岐阜 vs 相模原
18:00 富山 vs YS横浜
18:00 金沢 vs 讃岐
19:00 大宮 vs 北九州
19:00 長野 vs 奈良
19:00 今治 vs 松本
▼9月15日(日)
18:00 福島 vs 鳥取
18:00 沼津 vs FC大阪
19:00 宮崎 vs 琉球
By サッカーキング編集部
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