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広島が首位浮上! 圧巻6発で横浜FMを粉砕…次節は同勝ち点の町田と直接対決!

1時間前

横浜FM戦で2得点を挙げた広島トルガイ・アルスラン(右) [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 2024明治安田J1リーグ第31節が22日に行われ、サンフレッチェ広島横浜F・マリノスが対戦した。

 首位FC町田ゼルビアが今節引き分けたため、広島は勝てば再び首位に浮上する。ともにミッドウィークはアジアの舞台で戦った両者が、『エディオンピースウイング広島』で火花を散らした。

 試合の均衡が破れたのは3分、広島が幸先よく先制する。ペナルティエリア左でルーズボールを回収した東俊希が低く速いクロスを供給。川辺駿が少し触って軌道を変え、最後は加藤陸次樹が合わせて押し込んだ。

 19分、横浜FMが試合を振り出しに戻す。井上健太が天野純とのワンツーパスでペナルティエリア左に侵入。右足を振り抜き、鋭いシュートをゴール右下へ突き刺した。

 それでも、広島は22分にすぐに勝ち越し点を奪う。佐々木翔のパスを起点にカウンターを展開。長い距離を運んだトルガイ・アルスランがペナルティエリア手前で右足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってディフレクトし、ゴールに吸い込まれた。

 再び追いかける展開となった横浜FMは、28分にアクシデントが発生。浮き球に反応した天野が足を高く上げた際の筋肉系トラブルでプレー続行を断念。植中朝日との交代でピッチを後にした。

 40分、広島がリードを広げる。自陣からのロングボールに抜け出した加藤が、右サイドの深い位置からグラウンダーで折り返す。アルスランがこれに合わせて“ドッペルパック”(1試合2得点)を達成した。

 しかし、横浜FMの攻撃力も伊達じゃない。アンデルソン・ロペスがドリブルで相手DFをはがし、ペナルティエリア右の深い位置に侵入。飛び出してきた相手GK大迫敬介との一対一をループシュートで制し、A・ロペスは今季18得点目となった。

 1点リードで折り返した広島は、48分に再び2点差とする。新井直人が右サイドからドリブルを仕掛けると、鋭い切り返しで相手を一人かわし、ペナルティエリア右で右足一閃。鋭いシュートをゴール左下へ突き刺した。

 広島は60分、新井の折り返しに加藤が合わせてゴールネットを揺らす。だが、主審のオンフィールドレビューにより、直前のプレーで加藤のオフサイドがあったとして得点は取り消された。

 広島は絶えずハイプレスを続けて横浜FMに主導権を握らせない。そして83分、広島は正真正銘の5点目を獲得する。新井のパスに抜け出した満田誠が、右サイドの深い位置からピンポイントクロスを供給。ファーから飛び込んだ東が丁寧に合わせて流し込んだ。

 88分には荒木隼人もセットプレーからゴールネットを揺らしたが、これもオフサイドで幻に。それでも後半アディショナルタイム2分、広島がダメ押しの6点目を獲得。新井の右コーナーキックから、ゴール前のピエロス・ソティリウがヘディングシュートを叩き込んだ。

 試合はこのまま終了し、広島はリーグ戦2試合ぶり白星、横浜FMはリーグ戦連敗となった。広島は町田と勝ち点「59」で並び、得失点差で首位に浮上した。

 広島は次節、28日にホームで町田との直接対決。横浜FMは25日に天皇杯準々決勝でレノファ山口FCと対戦し、28日にJ1第32節でホームのFC東京戦が予定されている。

【スコア】
サンフレッチェ広島 6-2 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 3分 加藤陸次樹(広島)
1-1 19分 井上健太(横浜FM)
2-1 22分 トルガイ・アルスラン(広島)
3-1 40分 トルガイ・アルスラン(広島)
3-2 45+1分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
4-2 48分 新井直人(広島)
5-2 83分 東俊希(広島)
6-2 90+2分 ピエロス・ソティリウ(広島)

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