川崎FとG大阪の一戦はドローで終了 [写真]=金田慎平
2024明治安田J1リーグ第34節が18日に行われ、川崎フロンターレとガンバ大阪が対戦した。
今シーズンは序盤から不安定な戦いが続いている川崎F。リーグ戦では直近2試合で9得点を挙げて連勝を飾ったものの、ルヴァンカップ準決勝ではアルビレックス新潟に連敗。そして16日には、8年間で合計10個のタイトルをもたらした鬼木達監督の退任を発表した。対するG大阪は7月半から9戦未勝利と苦境に陥ったものの、北海道コンサドーレ札幌と対戦した前節に久々の白星を飾った。今節は7月以来の連勝を目指す。
序盤から激しい球際の攻防が続くなか、7分にアウェイのG大阪が先制に成功。ゆったりとしたボール保持から鈴木徳真がボックス内右へ浮き球を送ると、抜け出した山下諒也の低い折り返しをウェルトンがダイレクトで押し込んだ。完璧に崩され失点を喫した川崎Fは20分、ファンウェルメスケルケン際の斜めのスルーパスに抜け出したマルシーニョが中央へ折り返し、最後は山田新が飛び込んだが、G大阪の粘り強い守備に阻まれ得点とはならなかった。
徐々に川崎Fが圧力を強めるなか、G大阪は22分にカウンターから決定機を創出。坂本一彩が右サイドの広大なスペースに展開し、抜群のスピードで駆け上がった山下がマイナスへ折り返す。最後は走り込んだ宇佐美貴史がシュートを放ったが、惜しくもGKチョン・ソンリョンにセーブされた。対する川崎Fは終盤にかけて攻勢を強めるも、G大阪の集中した守備をなかなか崩し切ることができず。前半はこのまま0-1で終了した。
後半の立ち上がりは左サイドの山下のや中間ポジションで上手くボールを引き出す坂本を起点に良いシーンを作る。57分にはボックス左角付近でボールを収めた宇佐美が左足で強烈なミドルシュートを放った。対する川崎は60分、FKのリスタートから山本悠樹がゴール前に柔らかいクロスを送ると、エリソンが頭で落としたボールに山田が反応したが、距離を詰めたGK一森のブロックに阻まれ同点ゴールとはならなかった。
1点ビハインドの川崎Fは67分から68分にかけて4枚替えを敢行し、家長昭博、遠野大弥、山内日向汰、小林悠を投入する。71分、山本のダイレクトスルーパスに抜け出した遠野が中央へ折り返し、こぼれ球を山内が至近距離から狙ったが、シュートは枠の上へ。81分には家長のワンタッチパスに抜け出した遠野がゴールライン際から折り返し、ゴール前に走り込んだ小林が打点の高いヘディングを叩き込んだ。川崎Fが試合を振り出しに戻す。
その後は川崎Fが押し気味に試合を進めるも勝ち越しゴールは生まれず。試合はこのまま1-1で終了した。次節、川崎Fは11月1日に鹿島アントラーズと、G大阪は今月23日に名古屋グランパスといずれもホームで対戦する。
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By サッカーキング編集部
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