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異例の“45分マッチ”はドロー決着!…浦和リードで試合開始も、川崎Fが小林悠のヘッドで追い付く

2024.11.22

同点ゴールを決めた川崎Fの小林悠 [写真]=金田慎平

 2024明治安田J1リーグ第28節(延期分)が22日に行われ、浦和レッズ川崎フロンターレが対戦した。

 当初8月24日に行われたこの試合は、ホームの浦和が23分に渡邊凌磨のゴールで先制し1点リードで前半を終えたものの、雷雨の影響でハーフタイムをもって中止に。約3カ月間の時を経て、後半から試合が再開されることとなった。互いにJリーグを代表するクラブだが、今シーズンは浦和が暫定12位、川崎Fが暫定14位と成績が低迷。少しでも良い形でシーズンを終えるためにも、両チームともに勝ち点「3」が欲しいところだ。

 試合は1点を追う川崎Fがボールを保持し、相手DFラインの背後を狙ったロングフィードを織り交ぜながらチャンスをうかがう展開に。対する浦和はミドルブロックを形成しつつ、連動したプレスからのボール奪取、カウンターを狙う。54分、セットプレーのこぼれ球を拾った三浦颯太がボックス内に低く鋭いクロスを送り、ボックス内の小林悠が頭で合わせると、ループ気味になったヘディングシュートがGK西川周作の懸命に伸ばした手を越えてネットを揺らした。

 追い付いた川崎F64分にもチャンスを創出。相手を押し込んだ状態でボールを回すと、大島僚太との交代でピッチに立った河原創の鋭いクロスに小林がダイビングヘッドで合わせたが、惜しくも枠の左へ。一方の浦和はその直後、ブライアン・リンセンのポストプレーを受けた渡邊がボックス手前中央から左足を振ったが、シュートはGKチョン・ソンリョンに阻まれた。その後も両チームともに選手を入れ替えつつ、互いに勝ち越しを狙う緊迫した展開が続く。

 79分、浦和はサミュエル・グスタフソンの絶妙なダイレクトパスを起点に、渡邊が左サイドを持ち上がる。マイナス方向へのラストパスに松尾佑介がダイレクトで合わせたが、右足から放たれたシュートは左ポストを叩いた。一方の川崎Fもエリソンが強烈なミドルシュートを放つなど、際どい場面を作る。しかし、互いに勝ち越しゴールを奪うことはできずに試合終了。異例の45分マッチは1-1のドロー決着となった。

 次節は30日に行われ、浦和はアビスパ福岡と、川崎Fは東京ヴェルディといずれもアウェイで対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 1-1 川崎フロンターレ

【得点者】
1-0 23分 渡邊凌磨(浦和レッズ
1-1 54分 小林悠(川崎フロンターレ

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