発表会見で意気込む佐々木監督
なでしこジャパンの佐々木則夫監督は16日、国際親善試合のカナダ女子代表戦に向けた代表メンバー21選手を発表した。
カナダは、来年行われる女子ワールドカップの開催国。佐々木監督は、「アジアでの戦いが長く、そういった意味で欧米といったところでのカナダ。(来年のワールドカップ)開催国ということもあって、強化もかなり進んでいる」と会見で語った。
なでしこジャパンは、2011年のワールドカップで初優勝を果たした。「来年のワールドカップについては、天然芝ではなく人工芝ということもあって、現地に行って合宿をする。会場状況、カナダの雰囲気、そしてパワーのあるスタイルのチームと戦う」という指揮官も、連覇への準備に余念がない模様。
海外組が9選手招集された要因については、「ヨーロッパ所属の選手は今年のアルガルベカップでは呼ぶことができたが、その後に情報を取っているものの現状の中、来年の選考でどれだけできるのか。日本でやっている選手については、今年のアベレージが高くなってきた選手を選考する。そういったものをミックスして、どれだけカナダ相手にやっていけるのか」とコメント。続けて、ワールドカップへの選考過程も明かした。
「昨年来、様々な選手を選考しながら準備してきたが、現状がベストということではなくて、今までの流れをしっかりと把握と分析しつつ、来年のアルガルベカップではある程度絞って、ワールドカップのメンバーを決めていく。今回は、日本とヨーロッパのリーグの経過を踏まえて、アルガルベカップのチームを選考しつつ、ワールドカップに繋げていこうと」