日テレが5年ぶりの皇后杯制覇…浦和との元日決戦制し11度目の優勝

日テレ・ベレーザ

日テレ・ベレーザは浦和との決勝戦を制し、11度目の優勝を果たした [写真]=Getty Images

 第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の決勝が1日に行われ、浦和レッズレディースと日テレ・ベレーザが対戦した。

 19分、日テレの先制で試合が動く。左サイドからのアーリークロスを田中美南がエリア手前で受けるも浦和DFがカット。そのこぼれ球を奪った籾木結花がエリア内左へ突破しシュートを放つと、1度はGK池田咲紀子が反応し弾くが、詰めていた田中が押し込んでゴールとなった。前半はこのまま動かず、日テレが1点リードで折り返す。

 後半に入って51分、浦和は岸川奈津希がエリア前からミドルシュートを放つが、クロスバー上へわずかに外れる。64分には左CKで臼井理恵が中央へボールを送ると、高畑志帆が頭で合わせるが、これもクロスバー上に逸れた。

 日テレは72分、エリア手前の左でボールを受けた阪口夢穂がシュートを放つと、ゴール左隅を突くがGK池田が弾き出して好セーブをみせた。74分には敵陣の高い位置でボールを奪った長谷川唯がドリブルでDFをかわしてエリア内右からシュートを放つが、これはGK池田の正面。一方の浦和は78分、高い位置でボールを奪うと後藤三知が遠目から狙うが、GK山下杏也加が正面でキャッチした。

 アディショナルタイムに入って91分、日テレは長谷川が浦和DFのパスをカットすると自らエリア内に持ち込んでシュート。しかしこれはわずかに枠の右に逸れた。

 試合はこのまま終了し、前半に先制点を奪った日テレ・ベレーザが1-0で浦和レディースを下し、今大会無失点で、5年ぶり11回目の皇后杯制覇を果たした。
 
【スコア】
浦和レッズレディース 0-1 日テレ・ベレーザ

【得点者】
0-1 19分 田中美南(日テレ・ベレーザ)

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