選手に練習内容を伝える佐々木監督 [写真]=金子悟
開幕を控えたFIFA女子ワールドカップ カナダ 2015に出場するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は1日、日本での合宿最終日を実施した。
この日の練習は笑いも頻繁に起きるなど、リラックスした雰囲気の中、行われた。
練習後、なでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督は、「真剣に楽しく、リフレッシュして。選手たちも集中してやってくれました」と国内最終日の練習を振り返った。
監督自身も参加したPK戦の練習も行ったが、「PKやっていなかったので、やり方としてどうしようかなと。本当は厳しい罰ゲームがあったんですけど、ちょっと(時間が)押してしまって(笑)。PKはうち(コーチ陣チーム)が1位だったね」とコメント。
大会へ向けては、「選手全員が1つになろうということが意識できました。あとはチームベースですね。フォアザチームを実践するということが大事なので、そのベースはできています」とチーム作りへの手応えを話すと、カナダでのトレーニングについては、「人工芝なので、パスの互いの共有関係や、ピッチでのスキル、実戦スタイルでのスキルですね」と大会へのアジャストが中心となると話した。
前日には男子A代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が練習を訪れたが、「優勝したということの誇りを」と激励を受けたことを明かし、「タイミングもあったと思いますが、来てくれたことは嬉しいですね」と刺激を受けたようだ。
決勝トーナメントでの会場での移動距離などを鑑みても、1位通過が有利になるカナダ大会だが、「とにかく1位通過で行くことが目標。すべて勝たないと」と、意気込みを見せている。
なでしこジャパンは8日にスイスとの大会初戦を迎える。