練習中に笑顔も見せた川澄奈穂美 [写真]=金子悟
開幕を控えたFIFA女子ワールドカップ カナダ 2015に出場するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は1日、日本での合宿最終日を実施した。
INAC神戸所属のFW川澄奈穂美は、「どんな大会に挑むにあたっても、その時の経験値や、やるべきことが加わっていると思うので、それは前回と違うので。大きな大会ですけど、特別なことをしに行くわけではないですし。でもやっぱり『みんなで一緒に勝ちたいな』と思う大会なので、そこは両面を大事にしていきたいと思います」と連覇の懸かるW杯への意気込みを語る。
グループリーグの初戦は大切な一戦となるが、スイス戦へ向けては、「初戦にはしっかり合わせていきたいです。今大会を占う意味でも大事な一戦になると思うので。こういう大きな大会だと、初戦で負けると決勝トーナメントに行けないというのは、W杯に限らずどんなスポーツ、どんな大会でもそうだと思うので、しっかりと意識してやりたいと思います」と気を引き締めた。
前回大会を制し、2012年のロンドン・オリンピックでは銀メダルと結果を出したなでしこジャパンだが、各国は対策を研究するなどしてきている。「どのチームも日本のサッカーが目新しさを感じて、取り入れようという印象を受けたんですけど、結局どのチームも仕上げて立ち返ったのは、自分たちの良さを出すというところだと思います。そういった意味では自分たちもしっかりと良さを出せる大会にしたいです」と話すと、「どんなに向こうが組織で来ても、日本の組織は世界一だと思っているので。これは驕りでも何でもなくて、それを武器にしていきたいと思います」と続け、なでしこらしい“フォアザチーム”の組織力に自信を見せている。
なでしこジャパンは1日に離日し、開催地のカナダへ。8日に大会初戦のスイス戦を迎える。