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離脱の安藤から後押し…決勝点の菅澤「あんちさんのパワーが出た」

2015.06.13

カメルーン戦に先発出場した菅澤(左) [写真]=FIFA via Getty Images

 FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015のグループステージ第2節が12日に行なわれ、グループCのなでしこジャパンカメルーン女子代表と対戦。DF鮫島彩とFW菅澤優衣香が得点を挙げて2-1で勝利した。試合後、決勝点を決めた菅澤がインタビューに応えている。

 なでしこは試合終盤には押し込まれて1点差に迫られたものの、なんとか逃げ切りに成功した。自身が決めた得点が決勝ゴールになった菅澤は「試合前から得点を決めるというのは(心に)決めていたんで、しっかりそれが実行できて良かったですし、しっかりチームで勝ち点3を取りきれたというのは本当に良かったなと思います」と、個人としてもチームとしても結果を出せたことを喜んだ。

 W杯での初先発で大仕事をやり遂げたが、「すごく緊張していたんですけど、周りの選手のフォローもあって試合に入る時にはいつも通りのプレーが出来たなと思います」と、チームメートが手助けしてくれたおかげだとしている。

 主将のMF宮間あやが上げた絶妙なクロスを頭で叩き込んだ得点については「自分の持ち味である高さというのはアピール出来たのかなと思います」と自身の持ち味を出せたことに満足感を示した。

 初戦のスイス女子代表戦でMF安藤梢が負傷。左足ひ骨骨折によりチームから離脱することになった。代役としての起用となった菅澤だが「あんち(安藤)さんみたいなプレーは出来ないですけど、少しでも自分なりにチームのために何か出来ればと思っていたので、それがしっかり結果に出て良かったなと思います」と、プレースタイルが異なることから同じプレーは出来ないものの、自分らしい戦い方で結果を残せたと語り「試合前にハイタッチして『パワーください!』ってハグして、そのあんちさんのパワーが出たのかなと思っています」と、安藤から受けた”パワー”がゴールの要因だと明かしている。

 16日にはグループステージ第3節のエクアドル女子代表戦、そして決勝トーナメントでの戦いが待っている。今後に向けては「しっかりFWとして得点を取って、またチームに貢献出来るようにしっかりとトレーニングしていきたいと思います」と力強く意気込みを語った。

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