ファンとの撮影に応じる宮間あや [写真]=金子悟
文=江橋よしのり
FIFA女子ワールドカップ カナダ2015で、グループステージを3連勝したなでしこジャパンは、ウィニペグから再びバンクーバーへと移動。18日(日本時間19日)は今大会初の完全オフとなり、チームと報道陣との接触もなし。選手たちは思い思いに羽を伸ばしていることだろう。
この日FIFAは、グループステージ全36試合の観客数などのデータを発表。それによると、地元カナダが登場した開幕戦の5万3058人を筆頭に、平均2万4594人が会場に詰めかけていたことが分かった。そして36試合の合計入場者数88万5369人は、すでに2011年ドイツ大会(決勝までの32試合)の合計を上回っており、1999年アメリカ大会に記録された大会史上最多観客数の119万4221人を更新することが確実視されている。
また、36試合で生まれたゴールは107あり、1試合平均2.97点は前回ドイツ大会を上回る。ブラジルのFWマルタは初戦の韓国戦でゴールを挙げ、女子W杯通算得点数を15とし、歴代トップに立った。そしてスイスのMFフムは、エクアドル戦で47分、49分、52分に得点し、わずか5分間でハットトリックを達成。2003年大会のアルゼンチン戦で日本の大谷未央が達成した8分間という「W杯最短ハットトリック」記録を塗り替えた。