女子W杯で準優勝を果たしたなでしこジャパン [写真]=Getty Images
日本サッカー協会(JFA)は16日、東京都内で2015年度第7回理事会を開催し、カナダでの女子ワールドカップで準優勝を果たしたなでしこジャパンに特別ボーナスを支給することを審議、全会一致で承認した。
対象は23人の選手とドクター2名、アスレティックトレーナー2名、テクニカルスタッフ2名、エキップメントスタッフ1名の計30名。代表選手には活動日数に応じた日当や試合ボーナス、大会ボーナスといったペイメント規定が事前設定されていたが、今回は従来の規定額に加えて、選手・スタッフの30名に各300万円が支給される。
これはFIFAからJFAに支給された準優勝賞金130万米ドルの中から分配されるもの。選手たちへのペイメント規定は2011年ドイツ大会優勝時の賞金が100万米ドルだったことを考慮して昨年時点で基準が設けられていたが、カナダ大会の賞金が年明けに確定。この増額に加えて為替レートが円安になったため、今回は準優勝ながら日本円での賞金総額がドイツ大会からほぼ倍増していた。こういった事情となでしこジャパンの頑張りを受け、JFAとして特別ボーナスの支給を決めたという。
なお、佐々木則夫監督やコーチ陣は従来の契約締結時に大会成績によるボーナス額が設定されていたため、今回の特別ボーナス支給対象には含まれない。また、一部で報じられたスポンサーから選手たちへの特別ボーナスは現時点では確定していないものの、正式に決まった場合は本件とは関係なく別途全額が選手たちに支払われることになる。