中国戦に臨んだなでしこの佐々木則夫監督 [写真]=兼子愼一郎
EAFF女子東アジアカップ2015の最終戦が8日に行われ、なでしこジャパンは中国女子代表と対戦し、2-0で勝利。最終戦を制して3位で大会を終えた。
試合後、最終戦で初白星を収めた佐々木則夫監督は、「チームとして時間がなかったんですけど、一戦一戦よくなったのでそういう意味では成長してくれたと思います」とこの3試合でのなでしこを振り返った。
また、この日ゴールを挙げたFW横山久美やMF杉田亜未、さらにサイドバックを務めたMF京川舞など新戦力の台頭を伺わせた。佐々木監督は、「彼女たちにとってはいいタイミングでいい機会だったと思います。優勝できませんでしたが、目標としてそういうところでした」と最低限の収穫はあったと明言。しかし、「もう少しリスク管理したり、ここっていうところでしっかり抑えて点を取れば、なんとか食い込めれたと思います」と今大会での課題を振り返ると、「一戦一戦成長してくれたので、どうにか許してやってください。すみません」と語った。
そして最後に同監督は、「これから五輪予選に向けて相対的に準備をしていく材料にしていきたいです」とコメント。東アジアカップの経験を来年行われるリオデジャネイロ・オリンピックのアジア最終予選に繋げると誓った。