大阪・高槻市出身のミュージシャン、ROLLY(ローリー)氏が10日、なでしこリーグのスペランツァFC大阪高槻の事務所を訪問。選手とスタッフへエールを送った。
大阪高槻は7月、経営難によりチームが存続危機に陥ったことを発表。知人を通じてチームの窮状を知ったROLLY氏たっての希望により、今回の訪問が実現した。
横山稔代表取締役社長、FW佐藤楓、DF武田ありさの出迎えを受けたROLLY氏は、「高槻を盛り上げていくために、何かできることがあればと思いやってきた」とコメント。「ロックとサッカーが合体したことは今までになかった。新しい応援でチームを盛り上げて行きたい。」と、即興で”ロックな”応援ソングを披露すると、横山社長も「我々は地元に根付いたチームとして頑張っている。ROLLYさんも高槻のご出身ということで、お互いに高槻を盛り上げていきたい」と今後の関係に期待を寄せた。
また、選手からの「ミュージシャンとして大事にしていることは」という質問に対しては、「コンサートではお客さんが想像したよりも良いものを見せることを心掛けている」と返答。その経験を踏まえ、「サッカーも同じで、たとえ試合に勝てなくても想像以上の何かを感じさせることが大事。いい試合を見せ、お客さんを喜ばせることで、応援している側も選手を盛り上げようという気持ちになる」とアドバイスを送った。
その後もお互いのユニフォーム交換などで交流を図ったROLLY氏は、「次は試合や練習も観戦したい」とさらなる交流を誓った。