新潟戦に出場した澤(中央)。決勝ゴールを挙げ優勝に貢献した [写真]=浦正弘
INAC神戸レオネッサは、27日に行われた第37回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会決勝でアルビレックス新潟レディースを1-0で下し、2年ぶり5度目の大会制覇を果たした。自身にとって現役最後となる試合で決勝点を決めた澤穂希が試合後のインタビューに応じた。
試合は0-0のまま迎えた78分、川澄奈穂美のCKに澤がヘディングで合わせて先制点を奪うと、結局このゴールが決勝点となった。「みなさんの力でなんとか勝てて本当によかったです」と振り返った澤。試合後の胴上げについては「素直に嬉しかったです」と笑みをこぼした。
今季限りでの現役引退を発表してから準々決勝、準決勝と勝ち上がる中で澤自身に得点はなかったが、ラストマッチで見事なヘディングシュートを決め、チームにタイトルをもたらした。ゴールシーンについては「川澄(奈穂美)選手のボールがよかったので」と感謝を示しながら、「今日は得点を狙っていたので、決めて終われてよかったです」と喜びを口にした。
そして、引退発表後からチームメートが「澤さんに優勝を」という声をかけてくれたと明かすと、「たくさんの方々に助けられました」と改めて感謝の気持ちを表している。
最後に「まだ来年もグラウンドを走っているような気もしますけど、いい形で最高の仲間、スタッフと最後に優勝できて本当によかったです。私は引退しますが、これからも日本女子サッカーが輝かしい場所でありますように、今後とも、日本女子サッカーをよろしくお願いします」と締めくくった。
By サッカーキング編集部
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