全ては「自分たち次第」…次戦へ目を向ける宮間「隙を出さないように」

宮間あや

宮間あや(左)が敗戦を振り返った [写真]=Getty Images

 リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第1節が29日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とオーストラリア女子代表が対戦。なでしこは1-3で敗れ、黒星スタートとなった。

 試合後、主将MF宮間あやが記者団の取材に応じた。

 初戦で3失点を喫しての黒星と厳しいスタートとなったが、宮間は「ここで下を向く自分たちではない。やっていることは悪くないと思う」と静かに話し、「負けた後で言うのは恥ずかしいけど」と前置きしたうえで、「やられている感覚はなかった。自分たち次第だったと思う。1-3という結果にはなったけど、運が悪かった面もある」と、スコアが示すほどの完敗ではないとの見解を示した。

 敗因を「自分たち次第」という言葉で表現した宮間。41分に喫した2失点目は、自陣でのパスが主審に当たって相手にボールを奪われたことが起点となってしまったが「審判に(ボールが)当たってしまった場面も、もっと良い準備をしていれば失点にはならなかったかもしれない。どこかに隙があったのだと思う」と、改めて“自分たち”に言葉を向け、「そのような隙を、次戦以降は出さないようにしたい」と、力を込めた。

 同予選は、2月29日から3月9日にかけて大阪府で開催。日本、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、オーストラリア、中国、韓国、ベトナムの計6チームが参加し、総当たりのリーグ方式で、上位2カ国にリオ五輪の出場権が与えられる。次戦、なでしこは3月2日に韓国と、オーストラリアは同日にベトナムと対戦する。

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