オーストラリア戦に出場した川澄奈穂美 [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)の一員としてリオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選を戦っているMF川澄奈穂美が、3月1日にブログ(http://ameblo.jp/nahomi-kawasumi/page-1.html)を更新し、エスコートキッズとの交流についてつづった。
2月29日に同予選の初戦でオーストラリアに1-3で敗れたなでしこ。川澄は試合後にブログで結果を報告すると、多数のコメントが寄せられた。その中には、同試合でレフェリーエスコートキッズを担当した少年の母親からのメッセージがあり、「息子はエスコート役なので選手と握手をすることはできないのですが、川澄選手が横を通り過ぎるときに『ハロー』と言ったそうなのですが、本当ですか?」と質問を受けた。
これに対し、川澄は「ずばり! 彼に『ハロー』と言いました。(正しくは、「ハーイー!」だったかもしれません)」と答え、少年に声をかけていたことを明かした。
そして、「エスコートキッズとは、ピッチに入場する際、選手の手を取りピッチまでエスコートしてくれる子どもたちのことです。最近では、レフェリーエスコートキッズもいて、選手同様レフェリーもエスコートしてくれるのです」とエスコートキッズについて説明すると、「エスコートキッズは選手と手が繋げますが、レフェリーエスコートキッズはあまり選手と触れ合う機会がありませんよね。なので、レフェリーと握手するタイミングで、キッズにも握手を求めてみようと思いましたが…」
「子どもたちからしたら、日本代表の試合前のピッチの上。ただでさえ緊張しているはずなのに、マニュアル外の『選手から手を差し出される』なんてことをしたら、キッズ戸惑うだろうなーと思い…」
「手前にいた女の子には挨拶しながら肩をポンッと叩いて、男の子(息子さん)には「ハーイー!」と言い、私なりにコミュニケーションをとってみました。確かに男の子は驚いた顔をしてました。でもエスコートキッズできるのって子どもたちにとっては本当に素敵な思い出だと思うんです!」と交流を図った理由を明かした。
普段からエスコートキッズには積極的に話しかけるようにしているという川澄。
「お名前は?」
「何年生?」
「サッカーしてるの?」
「ポジションは?」
「緊張してる?」
「今日は誰と来たの?」
「ピッチに入場する前のわずかな時間に、その時の雰囲気で、話せることを。昨日はなんと、(阪口)夢穂のサッカースクールに通っていた子がエスコートキッズにいました! 素敵な再会ですね。キッズのみんなが、お家に帰って家族の人たちに『選手とこんなことしゃべったよ!』と、話に花を咲かせてくれていたら嬉しいです。とにかく、エスコートキッズのみんなにとって良い思い出になれば良いな~と思っています」と自身の思いをつづった。
なでしこは2日、リオ五輪最終予選第2節で韓国と対戦する。
By サッカーキング編集部
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