第3節までフル出場のDF熊谷紗希、予選敗退は「自分たちの力不足」

熊谷紗希

予選敗退が決まり、心境を明かしたDF熊谷紗希(右、写真は中国戦) [写真]=Getty Images

 リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第4節が7日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はベトナム女子代表に6-1で勝利を収めた。しかし、同試合に先んじて行われた中国女子代表対韓国女子代表の試合で、中国が勝利を収めたため、日本は4大会ぶりに五輪出場を逃した。

 試合後、DF熊谷紗希が記者団の取材に応じ、予選敗退を受けての心境を語った。

 熊谷はベトナム戦では出場機会がなかったが、開幕3試合はフル出場だった。予選敗退という結果を受け、ミックスゾーンに最後まで残って取材に応じていた。

 熊谷は「自力突破できないというのは、前の試合(4日の第3節中国戦)までに自分たちが出してしまった結果。(出場権獲得の)可能性は信じていたけど、オリンピックに行けないことになってしまった」と、今節に臨むにあたっての心境を明かし、「その中で、このメンバーで臨む残り2試合なので、“次につながる試合をしたい”と思って臨んだ」という。

 予選敗退の理由をどう考えるか問われると「自分たちの力不足だと思う。もう1回、見つめ直さないといけない」と、悔しさを滲ませた熊谷。「今までと違ってホーム開催だったことが影響したか?」との問いには「そういうことではないと思います」と否定しつつ、「ホームでたくさんの方に観てもらっていた中で結果を出せず、力不足で悔しい」と、改めて悔しさを露わにしていた。

 なでしこジャパンは9日に行われる最終節で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と対戦する。

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