北朝鮮戦を終え、笑顔も見せた宮間あや [写真]=Getty Images
リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の最終節が9日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)女子代表を1-0で下した。なでしこジャパンは2勝1分け2敗の3位で最終予選を終えた。
試合後のミックスゾーンでは、主将MF宮間あやが記者団の取材に応じた。
主将として今大会に臨んだ宮間は、予選敗退が決定したうえで迎えた北朝鮮戦について「いつも通りの1試合、代表の1試合ということに変わりはないので、勝つことだけを考えて臨んだ」と強調し、「今大会を振り返ってみると?」との質問には「正直、振り返っていないです」と、心境を明かした。
敗退という結果を受け、佐々木則夫監督は試合後のインタビューで「(オリンピックへの)切符を獲れなかったのは僕のせいですから、しっかりと責任をとって、そして新たななでしこジャパンを、また後押ししてください。よろしくお願いします」と、退任を事実上表明した。宮間は「佐々木監督から『これが最後』というような話があったか?」との問いには「特にないです」と、多くを語ろうとはしなかった。
今大会限りでなでしこジャパンから引退する可能性を報じられる中、去就についての質問が飛ぶと、宮間は「代表チームは自分で行く、行かないというようなことを言う場所ではないと思います」とコメント。自身の今後については明言を避けた。
3戦勝ちなしから2連勝で締めくくった今大会。宮間は北朝鮮戦について「内容についてはいろいろキリがないし、満足することはないけど、自分たちらしく粘り強く守備をして点を取るという試合はできたと思う」と話し、「目的はリオへの切符(を取ること)だった。それを取れなかったことを一番情けなく思う。(大会が)終わったからといって、すぐには切り替えられない。これをプラスにしていくかどうかは自分たち次第。この経験をどう活かしていくかが大事だと思う」と、話していた。
By サッカーキング編集部
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