元なでしこジャパンの澤穂希さんが16日、都内で開かれた映画『君がくれたグッドライフ』(5月21日公開)の試写会でトークイベントを行った。
尊厳死をテーマに「どのように死ぬかではなく、どう生きるか」を描き、人生の素晴らしさを描く作品にちなみ、なでしこジャパンの中心選手として日本女子サッカー界を長年けん引し、日本中に感動と勇気を与え続けてきた人物として澤さんが登場。作品のテーマである夫婦や恋人、家族への愛情、仲間との友情について語った。
澤さんは、2015年8月8日に入籍。同年12月の皇后杯決勝を最後に現役を引退。以降、サッカー解説やイベントにゲスト出演している。昨年からスタートした夫婦生活については、「お互いの意見とやりたいことを尊重するようにしています。時々ケンカはしますけど、その日のうちに仲直りするルールがあります(笑)」と、仲睦まじい様子を垣間見せた。
イベントに先駆け本作を鑑賞した澤さんは「ハンカチなしでは観れない映画です」と映画の感想を述べた。「昨年結婚したので、奥さんの立場で観ました。私なら1日でも長く一緒にいたいと思うし、命ある限り頑張ってほしいので、サポートしたいと思います。でも、旦那さんの気持ちを尊重したいという気持ちもあるし……」
また、本作でのもう一つのテーマ“仲間”については、「怪我をして、膝を手術をするまで動けない状態だったときにチームメイトが『何もできなくていいから、グラウンドにいてくれるだけでいい』って言ってくれた一言は、本当に嬉しかったですね」さらに、「私がキャプテンのときは、『今日は元気ないなぁ』と思った選手には、声をかけてあげました」と、自身が仲間の背中を押した経験も語った。
監督就任の噂については「今はまだ考えられないです。これまでやれなかったことにチャレンジしたいです」と、現時点での現場復帰は否定した。
By サッカーキング編集部
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