ゴールを喜ぶヤングなでしこの選手たち [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア 2016の3位決定戦が3日に行われ、U-20日本女子代表とU-20アメリカ女子代表が対戦した。
自国開催だった2012年以来3大会ぶりの出場で初優勝を狙っていた“ヤングなでしこ”は、高倉麻子監督のもと2勝1敗でグループAを首位通過すると、準々決勝でU-20ブラジル女子代表を3-1で撃破。しかし、準決勝でU-20フランス女子代表に延長戦の末に敗れ、決勝進出は叶わなかった。対するアメリカも、準決勝でU-20北朝鮮代表に延長戦で敗れ、3位決定戦へ回ることとなった。
日本は21分、右サイドでボールを持った籾木結花がペナルティエリア右にパスを通すと、これを受けた隅田凜が右足でシュート。しかしここはGKの好セーブに阻まれた。
34分には右サイド深いところから宮川麻都が折り返したボールを、ニアサイドに走り込んだ長谷川唯が右足で合わせたが、このシュートもGKに弾かれてしまった。
その後もシュートチャンスを作った日本だが得点には至らず、スコアレスで前半を折り返す。
0-0のまま迎えた74分、日本は籾木のスルーパスでエリア内に抜け出した隅田が右足で狙ったが、GKに阻まれてしまう。さらにこのプレーで得たCKをショートでつなぐと、籾木がエリア内右から左足でシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。
日本の攻撃が実ったのは87分だった。左サイドを崩すと、エリア内左でパスを受けた上野真実がゴール前に蹴り込んだ山なりのボールが、GKの頭上を超えてゴール右隅に吸い込まれた。
結局この得点が決勝ゴールとなり、試合は1-0でタイムアップ。アメリカを破った日本が自国開催だった2012年以来、3大会ぶりにU-20女子W杯3位に輝いた。
【スコア】
U-20日本女子代表 1-0 U-20アメリカ女子代表
【得点者】
1-0 87分 上野真実(日本)
By サッカーキング編集部
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