皇后杯を制したINAC神戸レオネッサ [写真]=Getty Images
第38回皇后杯 全日本女子サッカー選手権の決勝が25日にフクダ電子アリーナで行われ、アルビレックス新潟レディースとINAC神戸レオネッサが対戦した。
2年連続同カードとなった皇后杯ファイナル。前回は現役ラストゲームとなった澤穂希が決勝ゴールを挙げた神戸が2年ぶり5度目の優勝を果たしており、今大会は連覇を狙う。対する新潟は昨年を含めてこれまで決勝で神戸と3度対戦し、いずれも敗戦。常に立ちはだかってきた壁を破ることができれば、悲願の初優勝となる。
試合は前半のうちから互いに何度か決定機を迎えたがゴールを割ることができず、スコアレスのまま15分ハーフの延長戦へ突入する。
延長後半の終盤、神戸は中島依美がペナルティエリア手前から左足でミドルを放ったが、強烈なシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。延長後半アディショナルタイム1分には増矢理花がエリア内で決定機を迎えたが、シュートはGKの好セーブに阻まれてしまった。
結局120分を戦ってもゴールは生まれず、勝敗の行方はPK戦へ委ねられることとなった。
PK戦では先攻の新潟が2人連続で失敗。後攻の神戸は1人目が失敗したものの、2人目の杉田妃和が成功させてリードを得る。しかし、3-3で迎えた神戸の5人目・田中明日菜がクロスバーに当ててしまい、スコアはタイとなった。それでも、新潟7人目のキックをGK武仲麗依がストップすると、神戸は増矢がきっちりと決めて勝負あり。5-4でPK戦を制した神戸が2年連続6度目の皇后杯制覇を成し遂げた。
【スコア】
アルビレックス新潟レディース 0-0(PK戦:4-5) INAC神戸レオネッサ
By サッカーキング編集部
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