なでしこジャパンとアメリカが対戦した [写真]=Getty Images
「2017 Tournament of Nations」の第3戦が3日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とアメリカ女子代表が対戦した。
ブラジル女子代表、オーストラリア女子代表との戦いを終えて0勝1分1敗の日本は、すでに大会優勝の可能性が消滅している。この試合では鮫島彩や、阪口夢穂、2試合連続でゴールを挙げている籾木結花がスタメンに名を連ねた。
最初のチャンスはアメリカ。10分、スルーパスにミーガン・ラピノーが抜け出す。GK山下杏也加と一対一のチャンスだったが、ここは山下が好セーブで防いだ。しかし、その直後の12分だった。アメリカはカウンターでクリステン・プレスが裏に抜け出すと、最後はラピノーがシュートを沈めて先制。日本は早い時間帯での失点となった。
23分、日本は右CKがクリアされたところを拾った中島依美が左足でミドルシュート。しかし、ここは相手GKにセーブされてしまい、同点とはならない。34分には前線で阪口が粘ったところに田中美南が反応。相手GKをかわしてシュートを放ったが、ジュリー・アーツがポストに激突しながらクリアし、日本は再びチャンスを逃してしまった。前半はアメリカが1点リードで折り返す。
日本は後半開始から中島に代えて長谷川唯、万屋美穂に代えて北川ひかるを投入。同点ゴールを目指す。50分、その長谷川がPA内で味方からパスを受けると左足でシュート。これは相手GKにキャッチされたが、積極的な姿勢を見せる。だが60分、アメリカは日本の左サイドを崩し、最後はマロリー・ピューがゴールゲット。点差を2点に広げた。
68分、日本は途中出場の横山久美が櫨まどかにスルーパス。今度こそ決め切りたいところだったが、櫨のシュートはわずかに右へ外れ、日本はまたしても好機を逸してしまう。80分には再び左サイドを崩されて失点。0-3で、日本はアメリカに敗れた。
これで日本は今大会の全日程を終了。高倉麻子監督の下で行った今回のアメリカ遠征は、0勝1分2敗という結果に終わっている。
【スコア】
日本 0-3 アメリカ
【得点者】
0-1 12分 ミーガン・ラピノー(アメリカ)
0-2 60分 マロリー・ピュー(アメリカ)
0-3 80分 アレックス・モーガン(アメリカ)
By サッカーキング編集部
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