AFC女子アジアカップヨルダン2018・グループステージ第1節が7日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)とベトナム女子代表が対戦した。
同大会は8カ国が2組に分かれてグループステージを戦い、上位2カ国が決勝トーナメントへ進出。このベスト4に、各組3位同士による5位決定戦を制した1カ国を加えた上位5カ国が、来年開催されるFIFA女子ワールドカップフランス2019の出場権を手にする。
なでしこはベトナム、韓国女子代表、オーストラリア女子代表と同じグループBに所属。その大事な初戦に臨んだなでしこは開始3分、ペナルティエリア内左でパスを受けた横山久美が右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール左に決まり、幸先よく先制に成功した。
ゲームの主導権を握るなでしこは17分、岩渕真奈が右サイド深い位置からドリブルを仕掛け、ゴール前へラストパスを供給。走り込んだ中島依美がダイレクトで合わせ、追加点を奪った。
後半に入り57分、なでしこは左CKがファーサイドに流れたところに猶本光が反応し、ダイレクトで鋭いクロスを入れる。これを岩渕が流し込み、リードを広げた。さらに66分にはディフェンスラインの裏に抜け出した鮫島彩がシュートを放つと、GKが弾いたボールを途中出場の田中美南が押し込み、4点差となった。
その後はなでしこが危なげなく試合を進め、このまま4-0でタイムアップ。W杯出場権獲得に向け、なでしこが白星スタートを切った。
次節は10日に行われ、なでしこは韓国と、ベトナムはオーストラリアと対戦する。
【スコア】
なでしこジャパン 4-0 ベトナム女子代表
【得点者】
1-0 3分 横山久美(なでしこ)
2-0 17分 中島依美(なでしこ)
3-0 57分 岩渕真奈(なでしこ)
4-0 66分 田中美南(なでしこ)