オーストラリアと激突したなでしこジャパン [写真]=Getty Images
AFC女子アジアカップヨルダン2018・グループステージ第3節が13日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)とオーストラリア女子代表が対戦した。
なでしこジャパンはこの試合に勝てば、8大会連続のワールドカップに出場することができる。前節の韓国戦からスタメンを3人入れ替えており、ボランチにポジションを取った宇津木瑠美が今大会初出場を飾っている。
なでしこジャパンは先に決定的チャンスを作られる。縦パス一本で左サイドを突破されると、深くまで切り込まれ、中央にグラウンダーのクロスを送られる。中に走りこんできた敵に合わせられるものの、体を張ったディフェンスで得点を許さない。
その後、自分たちのミスもありなかなかボールを前に運べない中で、オーストラリアに攻め込まれていたが、ハーフタイムが近づくにつれ徐々にリズムをつかんでいく。
後半に入り53分、敵陣左寄りの中央でボールを持った長谷川唯が、遠目からゴールを狙う。枠をとらえたかに見えたが、相手DFがヘディングでクリアしゴールを割ることができない。
すると64分、敵陣ペナルティエリア外中央でボールを持った岩渕真奈から、左サイド裏に抜け出した中島依美にボールが渡る。中を確認した中島から折り返しを受けた阪口夢穂がフリーで押し込み、待望の先制点を奪って見せた。
しかし86分、相手のシュートを抑えようとした山下杏也加が、サマンサ・カーと体がぶつかりボールをこぼしてしまう。これを押し込まれ同点にされた。その後、同時進行している韓国対ベトナム戦の結果を受け、引き分けで終えると両チームともW杯出場権を手にできることになった。すると、なでしこジャパンが自陣でボールを回し、オーストラリアもボールを取りに来ない展開が続き試合は終了。なでしこジャパンがワールドカップ出場権を獲得するとともに、17日に行われる準決勝進出を決めた。
【スコア】
なでしこジャパン 1-1 オーストラリア女子代表
【得点者】
1-0 64分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
1-1 86分 サマンサ・カー(オーストラリア)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト