7月15日(日)CF Partners株式会社のマネジメント契約選手である猶本光が、日本女子サッカーリーグの浦和レッズレディースからドイツ女子ブンデスリーガ1部のSCフライブルクに移籍。サポート契約を結ぶ日本航空主催の出発セレモニーで意気込みを語り、成田国際空港を出発、ドイツへと旅立った。
以下、リリース掲載。
出国セレモニーの様子
猶本選手の出発セレモニーが行われたのは、7月15日(日)午前9時30分頃、成田国際空港のJAL国際線チェックインカウンター前にて。猶本選手はセレモニーの開催に感謝の意を述べた後、「また新しいチャレンジになるので、どんなことにも前向きにトライしていけたらと思います。応援よろしくお願いします。」と意気込みを語り、JAL職員から記念品である「しろたん」のぬいぐるみが贈呈されました。
さらなる高みへ期待
2014年からなでしこジャパンとして貢献し、日本女子サッカーを引っ張って来た猶本選手。
出国セレモニー後に行われた囲み取材でも、「なでしこジャパンが再び世界一になるためには選手一人一人が成長していくしかない。しっかりドイツで成長して行きたい。」と勢いよく話していた猶本選手にさらなる活躍が期待されます。
◆ドイツ移籍にあたっての本人コメント
7月から女子ブンデスリーガ1部のSCフライブルクに移籍することになりました。
高校卒業後、更なる成長の場を求めて浦和レッズレディースへ移籍、そして筑波大学へ進学しました。
2011年、なでしこジャパンがワールドカップを掲げた姿を見て、すごくかっこよくて、私も世界一の景色を見たいと思うようになりました。当時は、日本人は小柄なので技術と早い判断だけで世界と勝負すればいいと考えていました。しかし、2012年U20W杯でドイツと対戦した時、世界とのレベルの差に衝撃を受けました。世界と戦うための土台がなかった私は、技術を発揮する前に何もやらせてもらえず、大人と子どもの様に圧倒されてしまいました。今までのサッカーへの考え方を一から変えないといけないと強く思いました。
日本代表で活躍するためには、普段から海外選手のパワー、間合い、スピード感の中でプレーし、国際試合で自分の力を最大限に発揮できるよう欧州リーグでプレーしたいと意識するようになりました。しかし、まず海外にチャレンジできるようなレベルまで鍛えなければなりませんでした。
ありがたいことに、筑波大学には世界チャンピオンの安藤梢さんと熊谷紗希さんがいて、お手本となる存在が近くにありました。世界と戦うためには何が必要なのか、先輩からたくさんのことを吸収し、学びながら必死に取り組んできました。
まずは身体作り、体力・運動能力の向上を目指しました。ウエイトトレーニングやスプリントトレーニングを始めてから、パワーアップ、スピードアップし、自分のプレーの幅が広がりました。
そして大学・大学院ではドリブル動作や戦術の研究をしながら、技術、戦術能力をトレーニングしました。
また、練習でできていることが試合になると発揮できず、メンタル面の問題を感じ、メンタルトレーニングに取り組みました。その成果で、毎試合安定したパフォーマンスが出せるようになりました。
大学入学してから6年半、自分のサッカーの捉え方から変え、様々な角度から自分のパフォーマンス向上のためにアプローチしてきました。そして今やっとブンデスリーガにチャレンジしたいと思えるようになったので移籍を決断しました。
これまで海外の選手と勝負することを常に意識してきて、今どれだけ自分の力が通用するのか挑戦できる時がきました。そこでまた新しい課題に出会えることが楽しみです。欧州のサッカー文化を学び、どんな時もポジティブに色んなことを吸収して、もっともっと大きく成長します!!
◆選手情報
プロフィール
【選手名】猶本 光 Naomoto Hikaru
【生年月日】1994年3月3日
【出身地】福岡県
【ポジション】MF
経歴
2007年福岡J・アンクラスの下部組織、アンクラスFC Paso Doradとの2重登録
2010年FIFA U-17女子ワールドカップで全6試合に出場、日本の準優勝に貢献
2012年筑波大学体育専門学群への進学を機に、浦和レッズレディースに移籍
2014年サッカー日本女子代表に初招集
AFC女子アジアカップ 優勝 アジア競技大会準優勝
なでしこリーグのベストイレブンに初めて選出
2015年サッカー日本女子代表EAFF E-1女子東アジアカップ2015選出
2017年サッカー日本女子代表EAFF E-1女子東アジアカップ2017決勝大会選出
2018年2018 AFC女子アジアカップ 優勝・アルガルベカップ2018出場
2018年ドイツブンデスリーガ1部SCフライブルク完全移籍
■CF Partners株式会社とは
ヘルスケア分野における様々な異分野連携を実現し、健康情報の統合的活用とそれに基づく健康増進・予防サービスの提供を目指す会社です。
様々なトップアスリートやアーティスト、医療機関等と連携し、日常生活の記録(ライフレコーディング)や血液データを収集し、既存する各種サービス提供会社と連携することで、トップアスリートのようなマイチームを人々に届けることを目指します。
By サッカーキング編集部
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