決勝点を挙げた菅澤(写真は7月のもの) [写真]=Getty Images
第18回アジア競技大会の決勝が31日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)が中国女子代表を1-0で下し、2大会ぶり2度目の優勝を飾った。
苦しい展開ながら90分、中島依美のクロスに走り込み、ダイビングヘッドで決勝点を挙げた菅澤優衣香は試合後、「あそこしかなかったのでニアに飛び込んだ。もう最高でした。でも残り数分あったので、切り替えて最後まで0点で抑えられて、勝ち切れて良かった」と喜びを語った。
同試合は途中出場となった菅澤。前半から球際に激しく寄せてくる中国を見て、「入ったら、前でボールを収めてチャンスをつくろうと思ったけれど、なかなかそれができなかった」と反省点を挙げた一方、「でも、ワンチャンスは来ると思っていた。それが出来て良かったなと思います」と振り返り、次のように続けた。
「最高の仲間と、最高のスタッフ、たくさんのサポーターの応援のおかげで勝てたと思う。来年はワールドカップという大きな大会も控えている。チーム全員で修正するところは修正して、出来ていることは上げて、またみんなでやっていきたいです」
また、高倉麻子監督は、「本当に苦しい時間帯が多かったですけど、選手が耐えてワンチャンスを決めてくれた」と勝利を喜んだ。
しかし、多くの決定機を作られたことについては「ホッとしてますけど、課題が多い。なでしこは昔からそうですけど、諦めないで戦うというところは昔から受け継いでいると感じている。ただ攻守ともに世界一を取るには課題が多い。これは選手たちも感じていると思う。ただ勝って終われたことは良かった」と反省を口にした。
最後に選手にはどう声をかけるかと聞かれると、「また練習しようと言います」と語り、笑顔をみせた。
By サッカーキング編集部
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