試合を振り返った高倉監督 [写真]=金田慎平
日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、国際親善試合でカナダ女子代表と対戦し、4-0で勝利した。
試合後のインタビューに応じた高倉麻子監督は、次のように振り返っている。
「今日は素晴らしい環境の下、カナダという世界の中でもトップクラスのチームに、日本に来てもらえたこと、嬉しく思います。ピンクに染めようということでたくさんの方が来てくれたことを嬉しく思います。結果は4-0だったが、やはりワールドカップ後、このままで大丈夫かと言う声もたくさんいただいたが、できたできないことを確認し、上に臨むという思いで合宿をすごしてきました」
「4-0ということで完勝に見えるが、内容を見ると、もたついたり、ミスをする時間もありましたし、まだまだ世界のトップに行くことを考えた時、細かい精度を高めていくこと、修正が必要だと思いました。選手たちは強い気持ちを持ってくれていましたし、伸びてくれるだろうなと思っていました。一日一日成長につなげていきたい」
試合の内容に関して問われた同監督は、「全体のバランスとして、攻撃時は幅を取り、深みを取るということがあり、攻める中、裏に走る選手がいれば使おうと、飛び出していこうと話していた。積極的に裏を使おうと考えていたのでその中で大きな展開が見られたのかなと」と答え、事前に準備した方針についてコメントした。
続けて追加点を前半のうちに挙げられなかったことについては、次のように語っている。
「日本の流れがあった立ち上がりすぐ取れたことはよかった。その後、2点目をとってもいいのではないかという雰囲気がある中、自分たちのミスなどで相手に流れがいってしまった。相手に攻められている中、流れを変えられるチームになってほしい。自分たちの思うような戦いができないとき、中で修正できる力がある。セットプレーや一撃を持っているチームであれば、今日のようにはならない。最後は相手の集中も切れたところもあり、4点取れたが、流れがある中で、自分たちに勝ちに持っていけない点はまだまだだなと思う」
また、負傷によりピッチを後にしたMF三浦成美とMF長谷川唯については「ロッカーで顔を見た感じは、そんなに重傷という感じではなかった」と報告している。
By サッカーキング編集部
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