杉田が試合を振り返った [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)は8日、国際親善試合でパラグアイ女子代表と対戦した。
約1年ぶりの代表としての対外試合はユアテックスタジアム仙台で開催。6分に南萌華がネットを揺らしたのを皮切りに大量得点をあげ、7-0で完勝をおさめた。MF杉田妃和が試合後の取材に応じた。
代表公式戦では初めての左サイドハーフとしての先発起用。杉田は「普段はプレッシャーがかかるポジションだが、相手も前からはめてくる感じではなく、フリーで蹴れる時間も多かった。そこでの相手の駆け引きは普段とは違うやり方だったので、いつもと違う工夫、受け方だったり、サイドに引っ張るだけではなく、FWが裏を取るための囮になるような動きもできたので、自分的には楽しかったです」と満足感を示した。
その一方で、違うポジションによってゴールへの意識は変わるとコメント。得点へのメンタルやポジションチェンジについては次のようにコメントしている。
「ボランチの時はゴール前に行くことが難しかったので、サイドになってからポジション的には高い位置を取れるようになりましたし、自分でゴールに運べるようになったので、そういう部分ではゴールを意識するようになりましたし、攻撃的になった分、得点能力も上げないといけないのが、これからの課題だと思います」
「練習から中に入ってポジションが変わることはあっていいという話をしていたので、流動的にポジションチェンジをして、相手が混乱してくれればいいな、と思っていました。ボランチもどんどん攻撃的になりやすい、自分も守備に帰れるし、サイドで引っ張ってということもできれば、ボランチが高い位置でプレーするシーンもあると思うので、そこはみんながどのポジションもできる強みかなと思います」
チームは立ち上がりから押し込み、ふたを開ければ7得点。もっと取れたのではないかという声もあるものの、杉田は一定の評価を下している。
「得点を増やすことは日本の課題でもあるので、すごくいいことだと思いますし、自分自身ももっと得点に絡んでいきたいと思いました。今日7点入ったことはこれまで、細かいところに目を向けてやってきた結果だと思うので、前向きにとらえて、もっとチャンスもあったので、それを決めきって、得点を取れるチームになれればいいと思います」
By サッカーキング編集部
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