なでしこ初得点を記録した清水梨紗 [写真]=Getty Images
日本女子代表(なでしこジャパン)DF清水梨紗が、11日の国際親善試合パナマ女子代表戦を振り返った。
右サイドバックとしてフル出場を果たした清水は1-0のリードで迎えた16分、ゴール前での冷静なフェイントから右足でゴール左に突き刺し、代表初得点を記録する。なでしこジャパンはこの後も得点を積み重ね、8日の国際親善試合パラグアイ女子代表戦に続き、7-0の大勝を収めた。
清水は代表初得点を振り返り、「ポジションを高めにとり、来そうだなと思っていたら、ユイカ(菅澤優衣香)さんがいいボールをくれて。決められてよかったです。入ったときはいろいろな人が来てくれたので嬉しかったです。ユイカさんからパスをもらった時すぐに打とうとしたけど、相手が食いついてきたのが見えて、そこをかわせたタッチがうまくいったと思います」と喜びを語った。
DFラインとしては、「前回のパラグアイ戦でセカンドボールの拾うところで課題が見えていたので、ラインコントロールと2列目との間隔を意識した」という清水。日テレ・東京ヴェルディベレーザで長年ともにプレーした籾木結花とのコンビネーションについては、次のようにコメントした。
「モミとはずっと一緒にプレーしていて、お互いにお互いのことを知っている。(籾木が)PAの角あたりで左足で持つといい形に持ち込める。なのでそこは任せて、自分はオーバーラップで使ってもらったり、囮に使ってもらうことを意識しました。 今日は監督からサイドバックとユイ(長谷川唯)、モミ、ボランチは流動的に動いていいと言われていました。モミとは話していましたが、相手のウインガーが自分についてくるような感じがして、中に入ればついてくると思いました」とコメントした。
また、清水はパナマ戦を改めて振り返り、「相手に合わせず、自分たちは前から取りに行き、90分ハードワークして取りに行くことを意識しました。相手の強度も上がれば難しくなるところも出てくると思いますが、強度を意識しました」とコメント。「(強豪と渡り合うには)練習中の強度をもっと高くしないといけないです。そこは、もっとチーム全体で上げていかないといけない部分。よくチームでも前回のSheBelievesCupのような試合を見るので、自分はこの時こうだったという話は(若手に)しています」と、強豪との差を詰めていくにあたり、“強度”が課題になると語った。
By サッカーキング編集部
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