トレーニングに臨む長谷川 [写真]=野口岳彦
13日、なでしこジャパンMF長谷川唯(ミラン)がオンラインでの取材に応じた。
21日に東京オリンピック・グループステージの初戦カナダ戦を迎えるなでしこジャパンは、14日に本大会前最後の対外試合となるオーストラリア戦を迎える。6月のシリーズに引き続き代表に選出された長谷川は「前回の合宿と変わらず、良い雰囲気で明るくできています。(オリンピック)本大会へ向けて、良い雰囲気が作れていると思います」と現在のチームの印象を口にし、「フィジカルやスピードを前面に出してくる相手となかなか試合ができなかったので、楽しみです。チャレンジし続けて良い方向のエラーを出したいと思いますし、そこを修正してオリンピックへ良い準備をするための大事な期間です。良い試合をしたいと思います」とオーストラリア戦へ意気込みを示した。
以前はサイドでのプレーが多かった長谷川だが、最近では中央でのプレーも増えている。その自身のポジションについては「もともと真ん中でやることが好きなので、その方がやりやすいところもあります。ただ、メンバー編成もありますし、外にいる選手が中に入らず、外に張る場面が大事だと(日テレ・東京ヴェルディ)ベレーザ(前所属)でも感じていました。ボールを多く触れない時もありますが、全体の流れを見て、幅を取ることで中央にスペースができたりもするので、チームとしてボールが上手く回ることを意識しています」とコメント。また、サイドバックとの連携についても「ボールを持てるときには幅を取ってもらうことが多いと思いますが、持たれたときはFWが外に流れることもあります。正しい、良い方法を選んでやっていきたいです」と柔軟な姿勢を示した。
そして今年の1月に海外移籍を果たしてから、よりフィジカルトレーニングに取り組んでいるという長谷川は「筋トレを多くできている時期にやりたい量などを探る中、一番いい状態の時は(ボールの)飛距離や幅が広がりました。ただ、シーズン中は筋トレの回数を調整できないこともあるので、難しさもありますが、継続していかないといけないと思っています」と、個人的な状態についても言及している。
By サッカーキング編集部
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