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8強敗退…なでしこ高倉監督「私たちのレベルアップ以上に世界の進化がある」

2021.07.30

試合後、一礼をする選手たち [写真]=Getty Images

 東京オリンピック準々決勝が30日に行われ、スウェーデン女子代表と対戦した日本女子代表なでしこジャパン)は前半1-1で折り返したものの、後半2失点を喫して1-3で敗戦。メダル獲得はならなかった。

 試合後、なでしこジャパンを率いる高倉麻子監督は「非常に力のあるスウェーデンとの一発勝負なので、自分たちの武器で戦おうという部分では、いい時間帯も作れたと思いますけど、非常に良いチームだったので、およびませんでした」と試合を振り返った。

 目標としていたメダルには届かず。日本に足りないことは「今、答えを出すことは難しい」と前置きした上で、「負けたという事実があるので、自分たちの武器以上の何かを持たなければいけないのかなと思います」とコメントした。

 2011年ワールドカップ優勝、2012年ロンドン五輪銀メダル、2015年ワールドカップ準優勝と世界のトップを走ってきたなでしこジャパンだが、2016年リオ五輪は予選敗退で出場できず、2019年ワールドカップはベスト16敗退と近年は結果が残せていない。「選手たちは精一杯戦ってくれたと思いますし、世界一のチーム(これまでの日本代表)を追いかける重圧は並大抵ではなかったと思います。なかなかその闘志が全面に出るチームではなかったかもしれませんが、選手たちは心の中にいつも炎は燃えていましたし、今日も自分たちらしいサッカーをしてくれたんじゃないかと思います」と慮りつつ、「女子サッカー自体がすごい速度で進化を遂げている中で、私たちももちろんフィジカル的な要素を積み上げていこうと、日々選手たちは努力してくれましたし、その部分でもレベルアップをしています。しかし、それ以上に世界の進化というところがあるので、まだまだ努力しないといけないと思います」と、世界との差を語っている。

By サッカーキング編集部

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