先制ゴールを決めて喜ぶC大阪堺[写真]=セレッソ大阪
2日、なでしこリーグ1部の第20節が開催され、セレッソ大阪堺レディースは前節、リーグ初優勝を決めた伊賀FCくノ一三重と対戦した。
序盤から地力に勝る伊賀が主導権を握り、杉田亜未らがゴールへと迫っていく。32分には中村ひかるが強烈なミドルシュート。これがクロスバーに嫌われると、直後の35分にはC大阪堺がチャンスをモノにする。CKの二次攻撃から宮本光梨が前線へフィード。このボールにタイミングよく抜け出した百濃実結香が、体を倒しながらのダイレクトボレーで流し込んだ。
後半に入ると、1点を追う伊賀が攻撃の圧を強めていく。49分には西川明花がGKと一対一を迎えるが決め切れない。52分には左クロスに三橋明香が決定的なボレーを放つも、これはわずか左へと逸れる。
苦しい時間が続いたC大阪堺だったが、65分に待望の追加点を奪う。高い位置でボールを奪うと、田畑晴菜がドリブルで抜け出し、そのままシュートを突き刺した。その後は伊賀の猛攻を受けるが、守護神・山下莉奈が好守を連発。最後までゴールを割らせずタイムアップ。C大阪堺がリーグチャンピオンの伊賀を下し、ヨドコウ桜スタジアムでの初ゲームという記念すべき一戦を白星で飾った。
C大阪堺としてヨドコウ桜スタジアムでの初ゴールを決めた百濃は、「どのポジションでも絶対に点を取ろうと毎試合思っていたので、崩すという形ではなかったですが、どんな形でもここでゴールが取れたことはすごくうれしい」と笑顔を見せていた。
【スコア】
セレッソ大阪堺レディース 2-0 伊賀FCくノ一三重
【得点者】
1-0 35分 百濃実結香(セレッソ大阪堺レディース)
2-0 65分 田畑晴菜(セレッソ大阪堺レディース)
By サッカーキング編集部
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