大会3連覇へ意気込みを示した清水 [写真]=Getty Images
今月20日から開催されるAFC女子アジアカップインド2022に向けて、日本女子代表(なでしこジャパン)DF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が18日にメディア対応を行なった。
大会3連覇およびオーストラリアとニュージーランド共催で行われるFIFA女子ワールドカップ2023出場を目指すなでしこジャパンはグループCに入り、ミャンマー女子代表、ベトナム女子代表、韓国女子代表と同組。17日に開催地インドへ到着した清水は「今までの自分が見たことのない景色が広がっていて、とても驚きました」と現地の環境に言及した。
昨年8月に行われた東京五輪でベスト8に終わったなでしこジャパンは新監督に池田太氏が就任。“新生なでしこジャパン”として初めて国際大会に臨む清水は「攻撃面に関しては太さんになって、今まで以上に攻撃参加を求められているので、運動量やオーバーラップで厚みを出していきたいです」と意気込みつつも「守備面は攻守が表裏一体。攻撃時も自分がサイドバックであることを忘れず、上がったスペースが空いていることを意識する必要があります。これまでの経験上、攻撃に目が行きそうな時ほど、“まず守備から”が大事。自分のサイドから崩されないことを今回も意識して臨みたいと思います」と語った。
また、昨年11月に行われたオランダ遠征を振り返った清水は「太さんになってから守備ラインが高くなりました。自分のスペースだけではなく、背後が空いてくることが起こりえるので、DFラインとして考えているのはむやみに(ラインを)上げないことです。もちろん、ラインを上げて取りに行くことも必要。ただ、前の選手が追っているから後ろの選手も行くというよりは、前だけ追ってしまったけど、4人は崩れないでラインを整えることが大事だとオランダ遠征を経て感じました」と披瀝。続けて「2列目との関係性はすごく大事。サイドハーフがスペースを開けている場面でもボランチでバランスを取ることができるので、コミュニケーションを取っていきたいと試合を重ねて感じました」と心境を明かした。
さらに、サイドハーフの選手との連携面について、清水は「サイドハーフの選手の特長を意識して動いています。(長谷川)唯さんだと自分が関わりに行くことでより活きますし、自分も使ってもらうことが好きです。逆に(宮澤)ひなたのようなドリブラーはスペースを空けてあげた方が仕掛けやすかったりもしますので、彼女のためにスペースを空ける動きを工夫して行なっています」と明かした。
By サッカーキング編集部
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