猶本光 [写真]=JFA/PR
20日から開幕するAFC女子アジアカップインド2022に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)MF猶本光が、19日にオンラインでのメディア対応を行った。
昨年10月に池田太体制が発足して以降、初の主要国際大会に臨むなでしこジャパン。FIFA女子ワールドカップ2023の出場権がかかった自身3度目のアジア杯に臨む猶本は「チームとして10月に立ち上がって、短い準備期間の中で大切な大会を迎える。3連覇もかかっているし、(これまで参加した大会以上に)より責任とか絶対に勝たなきゃいけないという思いが強いです」と意気込みを示した。
昨年夏の東京オリンピックからは、中盤のメンバーが大きく変化。猶本は「もちろん監督も変わって、メンバーも変わって、求められるサッカーも変わったので、競争という意味ではフラットかもしれない」と語った一方で、「もう大会に入っているので、競争というよりはチーム全員でW杯の出場権と優勝を狙っていく」とチーム一丸での戦いとなることを強調している。
池田監督就任後のテーマの一つとして、ボール奪取の質が求められているなでしこジャパン。猶本は「チームとしてどう相手のボールを誘導してどこで奪うかというのは、昨日もミーティングで話があった。練習でもその都度話し合いができていると思う。まずはみんなで合わせていくのが大事。練習とかで経験重ねていくうちにできている部分が増えてきている」と向上に手応えを示した。
一方で同選手は、「欧州遠征では球際にガツンといっても相手が倒れないので、その強度でよかった。アジアだと強くいけばファウルを取られるので調整が必要」とアジア杯特有の戦いが必要になるとも語っている。
「球際強くは必要だが、無駄なファウルをしない。自分達がボールを持っていてもそこから相手のチャンスを作られることもあるので、賢くボールを奪う必要がある」
猶本は最後に、大会制覇への思いを改めて示している。
「自分達の最終的な目標はW杯優勝。目指してはいるんですけど、やっぱり、アジアと欧米の選手とやる戦い方は異なってくる。自分達はアジア杯を勝たないといけないという意味では、アジアの戦いにフォーカスして自分達がどういう風にしたら勝てるかを(考えていきたい)。韓国との試合が明らかに一番難しい試合になるかもしれないんですけど、そこのために最初の2試合どれだけ点を取ることにこだわるかとか、得点してももっと狙っていくとか、試合ごとに戦い方が変わってくるのかなと思います」
By サッカーキング編集部
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