大会3連覇へ意気込みを示した清水 [写真]=Getty Images
女子日本代表“なでしこジャパン”を率いる池田太監督とDF清水梨紗が29日、翌30日から始まる『AFC女子アジアカップインド2022』のノックアウトステージに向けた公式会見に出席。大会3連覇と『FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023』の出場権獲得に向けた意気込みなどを語った。
グループステージを首位で突破した日本は、30日に行われる準々決勝でタイ女子代表と対戦。この試合に勝利することができれば、9大会連続9度のW杯出場が決定し、その先にある大会3連覇も見えてくるが、池田監督はここまでの戦いを「ディフェンディングチャンピオンというよりは、このチームの新しいチャレンジとして戦ってきた」と振り返り、今後も目の前の試合に集中していく考えを示した。
一方の清水は、自身2度目のアジア杯制覇に自信を示しつつ、まずは「W杯の出場を決めることが大事だと思うので、先を見ずに次の一戦に向けて頑張っていきたい」とコメント。指揮官同様、あすのタイ戦に向けて集中していることを強調した。
その上で、池田監督は「我々のチームは2023年のW杯でも上位に食い込むべく準備をしているので、しっかりと明日の試合で出場権を獲得したい」と述べ、清水も「W杯を決めることは日本サッカー界にとっても大事ですし、国内リーグの発展にもつながってくるので、自分たちが背負って頑張りたい」とコメント。W杯の出場権獲得が日本女子サッカー界に与える影響の大きさにも言及した。
あすの試合に向けて池田監督は、グループステージの舞台となったプネーよりも、準々決勝の試合会場があるナビムンバイの方が「湿度があり気温が高いような感じがある」と述べ、「しっかりゲームをコントロールしながら勝ちにつなげていきたい」と意気込んだ。また、新型コロナ陽性判定により出遅れた岩渕真奈の起用に関しても触れ、「プレーできるコンディションではあるので、状況を見て考えていきたい」とコメント。エースの今大会初出場にも期待がかかる。
W杯出場権をかけたタイ代表との一戦は、30日の17時にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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