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なでしこジャパンがW杯出場権を獲得! 菅澤4得点などタイに7発完勝、アジア杯4強進出

2022.01.30

なでしこジャパンがW杯出場権獲得 [写真]=AFC

 AFC女子アジアカップ準々決勝が30日に行われ、日本女子代表なでしこジャパン)とタイ女子代表が対戦した。

 勝てば2023年にオーストラリアとニュージーランドの共催で行われるFIFA女子ワールドカップ出場権を獲得する重要な一戦。開幕前に新型コロナウイルス陽性が判明し、グループステージの3試合で出場のなかったエースのFW岩渕真奈が今大会初の先発出場を果たした。

 序盤からボールを握るなでしこジャパンは、9分にアクシデントが発生する。田中美南が負傷でピッチを後にし、菅澤優衣香が投入された。

 なでしこジャパンは14分に先制の絶好機を迎える。隅田凜がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し、岩渕がキッカーを担当。ゴール左を狙うが、相手GKにコースを読まれて止められた。

 その後も押し込むなでしこジャパンは、再三のチャンスを相手GKの好セーブに阻まれ続けるが、27分にタイのゴールをこじ開ける。左サイドから宮澤がグラウンダークロスをゴール前に送り、反応した菅澤がダイレクトで合わせて押し込んだ。

 試合の主導権を握るなでしこジャパンは、前半終盤に貴重な追加点を獲得する。岩渕が長谷川とのワンツーパスでペナルティエリア右に抜け出し、グラウンダーで折り返す。このボールは飛び込んだ宮澤に届く前に相手DFにブロックされるが、セカンドボールに反応した宮澤が押し込んだ。

 2点のリードで折り返したなでしこジャパンは、ハーフタイムに長谷川と岩渕を下げ、猶本光と植木理子を投入。すると後半立ち上がりの48分にリードを広げる。熊谷紗希がピッチ中央から左サイドにロングボールを供給し、受けた宮澤が浮き球で折り返す。ボックス中央の菅澤が胸で落とし、飛び込んだ隅田凜がダイレクトで合わせてゴールに突き刺した。隅田は代表初ゴールを記録した。

 なでしこジャパンは64分、菅澤が倒されて2度目のPKを獲得する。菅澤が自らキッカーを担当すると、コースを読まれながらもゴール右下に流し込んでチームに4点目をもたらす。

 76分、なでしこジャパンに5点目が生まれる。相手GKのゴールキックを熊谷が頭で跳ね返し、セカンドボールを菅澤が回収して植木につなげる。植木はドリブルを仕掛けてペナルティエリア右に侵入し、右足を振り抜きゴール左下に流し込んだ。

 さらに80分、ペナルティエリア手前で菅澤が右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール左下に突き刺し、菅澤はハットトリックを達成した。83分には清水のクロスから生まれたこぼれ球に菅澤が反応し、冷静に頭で押し込んで自身4点目を記録する。

 試合はこのまま終了し、大会3連覇を目指すなでしこジャパンが7-0で快勝した。なでしこジャパンは準決勝に進出し、9大会連続となる女子W杯の出場権も獲得した。2月3日に行われる準決勝では、中国女子代表vsベトナム女子代表の勝者と対戦する。

【スコア】
日本女子代表 7-0 タイ女子代表

【得点者】
1-0 27分 菅澤優衣香(日本)
2-0 45+2分 宮澤ひなた(日本)
3-0 48分 隅田凜(日本)
4-0 64分 菅澤優衣香/PK(日本)
5-0 76分 植木理子(日本)
6-0 80分 菅澤優衣香(日本)
7-0 83分 菅澤優衣香(日本)

【スターティングメンバー】
なでしこジャパン(4-2-3-1)
山下杏也加;清水梨紗、熊谷紗希、宮川麻都、三宅史織;隅田凜、長野風花(58分 林穂之香);長谷川唯(46分 猶本光)、岩渕真奈(46分 植木理子)、宮澤ひなた(69分 宝田沙織);田中美南(9分 菅澤優衣香)

By サッカーキング編集部

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