長谷川唯のマンチェスター・C移籍が正式決定 [写真]=Manchester City FC
マンチェスター・Cは8日、ウェストハムから日本女子代表MF長谷川唯が完全移籍で加入することを発表した。
契約期間は3年間。なお、マンチェスター・Cでは7日、イングランド女子代表MFキーラ・ウォルシュが女子サッカーの世界新記録となる移籍金40万ポンド(約6600万円)でバルセロナに移籍していた。長谷川はウォルシュの穴を埋める存在として、女子の“デッドライン・デー”(移籍市場最終日)にマンチェスター・Cへのステップアップを果たすこととなった。
現在25歳の長谷川は、日テレ・東京ヴェルディベレーザの育成組織出身。2015年から2019年にかけてはプレナスなでしこリーグ1部の5連覇に貢献し、2021年1月にミランへ完全移籍した。同年8月にウェストハムへと完全移籍し、2021-22シーズンのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)では17試合で2得点を記録。また、なでしこジャパンでは2017年にデビューを果たして以降、これまで53試合11得点を記録している。
加入に際し、長谷川はマンチェスター・Cのクラブ公式サイトでコメントを発表。「マンチェスター・Cでサッカーをすることは私の大きな夢だったので、ここに来ることができて非常に嬉しいです」と話し、移籍を決めた理由や自身の特徴を語っている。
「昨シーズンにマンチェスター・Cと対戦した時、このチームのプレースタイルに好感を持ちました。このチャンスをもらった時、すぐに入団したいと思いました」
「私は攻撃的な選手として認識されていますが、守備や予測不能なプレーでも知られるようになりたいです。小さいけれども、力強さをアピールできればと思います。今シーズンはチームのためにできる限り多くのゴールとアシストを生み出し、成功を掴むために全力を尽くします」
長谷川が加入するマンチェスター・Cは、2016年にFAWSL初優勝を果たし、FAカップでは3回の優勝を誇っている。2021-22シーズンには通算4度目のリーグカップ優勝を達成し、FAWSLでは3位フィニッシュ。今季の女子チャンピオンズリーグに出場したが、レアル・マドリードに敗れてグループステージ進出とはならなかった。
FAWSLは9月11日に開幕し、マンチェスター・Cは日本女子代表FW岩渕真奈が所属するアーセナルと対戦する。今夏に同DF清水梨紗が加入した古巣ウェストハムとは、来年1月に今季最初の対戦を予定している。
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By サッカーキング編集部
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