ナイキのイベントに登壇した南、清水、長友(左から)
ナイキの新作スパイク『ナイキ ファントム ルナ』が13日に発表。なでしこジャパンのウェストハム所属DF清水梨紗、ローマ所属DF南萌華、FC東京所属DF長友佑都が、発表会に出席した。
FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023を戦うなでしこジャパンのメンバー23名が発表された直後の発表会。清水と南はともに2大会連続のワールドカップ出場となるが、「選ばれて素直に嬉しいです。選ばれたからには優勝を目指して、チーム全員で頑張るので、応援してください」(清水)、「ワールドカップは誰もが目指す大会ですし、その舞台に向けて選出されて嬉しいです。昨年から海外にプレーの場を移したので、その成果を見せられるように頑張ります」(南)と、ともに選出を喜んだ。
同席した長友は4度のワールドカップ出場を誇る鉄人。「頼もしいですし、期待しています」「みんな人間なので、不安や弱い部分が出てくることもあるけど、メンタルをコントロールする、自分ならやれるとコントロールすればやれる」と、“らしく”エールを送っている。
メンバー発表では長年、日本代表を支えてきた岩渕真奈が今シーズン所属したアーセナルやトッテナムで出番を減らしていた中、選外となった。同じイングランドでプレーしている清水は、「私自身、ブチさんにはイングランドでサッカー以外でもお世話になっているので、気持ちも背負って。あまり選手の思いを背負ってとは言いたくないですが、それくらい今までのサッカー、なでしこジャパンを引っ張ってくれた選手だったので、頑張っていきたいと思います」とコメントしている。
ワールドカップは「優勝」と目標に掲げる両者。まずは国内での最後の強化試合となる7月14日のパナマ戦に向けて、しっかり準備をしていくとし、その上で「そのために自分ができること、学んできたことを精一杯出したいですし、試合に出て、チームが勝てるように思い切り走りたい」(清水)、「個人としては昨年から海外でやっているので、そこで学んだことや1対1の対応、強さでその成果を出していきたいと思っています」(南)と、気を引き締めている。
『ナイキ ファントム ルナ』は同社が研究や試作、デザインなどに2年間を費やした、女性の意見を取り入れたシューズとなっている。女性フットボーラーが望むトラクションや履き心地にこだわった商品となり、試合での強度に対応しつつ、コントロールと制度を高めるためにボールの接触面を相対的に広く取るが必要なシューズに対応し、やわらかく、しなやかなシューズに仕上げている。シューズは男性の意見も取り入れており、ユニセックスとして対応。ウィメンズサイズの21.5センチから30センチが展開され、28日から販売となる。
By サッカーキング編集部
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